いつも思うのだが、エアロって、
自分との闘いなのだ。
コーチの振り付けを見て踊るものの、
どんどん振り付けが変化してしまう。
「次はこうしましょう。ああしましょう」
の嵐で、頭がフル回転なのだ。
そこで、「うーん、むずいー!」
となるのですが、そこを乗り越えると、
「やったー、できたやんかー!」
となるのだ。
これ、たまんない。
それもひと月以上ぶりのエアロで、
振り付けバッチリ覚えたのだから、
自分で自分をほめてあげたい(BY 有森裕子さん)
っていうもんだ。
そんな感じでエアロをすませると、そのあとは、
時々、プールに入ってひと泳ぎする。
初心者用の20mプールを往復していき、
気が済むまで泳ぎまくる。
いつものフリースタイル。
どのくらい泳ぐのか、全くのフリー。
目標もなければ、何往復したのかすら数えない。
とにかく、疲れて終了したくなったら、終わり。
それだけだ。
ただひたすら、心を無にして水に入るのだ。
そして、一旦泳ぎ始めたら、ブラックな私が顔をのぞかせる。
「くっそー、なんで私ばっか、介護してんだよー」
「くっそー、なんで私ばっか、ワンオペ育児なんだよー」
「くっそー、なんで私ばっか、介護に育児に、人のお世話に明け暮れてるんだよー」
「くっそー、くっそー、くっっっそーーーーーー!!!」
声に出して言うわけではない。
あくまでも心の声。
とはいえ、かなりのテンションで、
力を込めて叫びまくる。
そうして、怒りが多い時ほど、よく泳ぐ。
気が付いたら、結構な時間が経っている。
距離は測っていないが、時間はなんとなく予測が付く。
そこからざっと見積もって、よく泳いだなと思ったりする。
特に怒りがある時は、それを発散させるためによく泳ぐ。
ある意味、健康に貢献しているのかもしれないな。
でも今日思ったのは、
一週間の実家のお世話で疲労困憊していた私の体は、
ジムのエアロとプールで、
なんだかほぐれたようなのだ。
最初は、疲れているから、ジム休んで昼寝でもしておこうかと
思っていたのだが。
なんとなく会費がもったいないと思ったもので、
ちょっと行ってみようと思っていったまでなのだが。
結果的に体が上手にほぐれて、
少し体が軽くなったように思う。
やはり、運動って、健康にいい。
今日は本当に実感した。
そして今日は、
いつもの一人ジムのはずが、
「○○さん(私の苗字)」と呼び止められて、
二回りくらい年上のおばちゃんとおしゃべりをしてしまった。
「夏休みだったん?」
と聞かれたので、
「そうなんですよねー」
と答えて、実家の両親のコロナり患と後遺症のことを話し、
ひととおり楽しくお喋りさせてもらった。
ほぼ、私の話題だけだったのだが、
楽しく聞いてもらって、うれしかった。
年上の方といると、なんだか肩の力が抜けて、
のんびりお喋りできる気がする。
それは、かまってもらっている、
という、ちょっとうれしいことなのだ。
だから今日の私はなんとなく、
年下気分に浸れたのだ。
それもまた悪くない。
でも、基本的には一人ジム。
だれかと一緒にいなければならないという、
気分的な縛りはないの。
雨が降ったらお休みして。
暑くなったらプール目当てに行って。
気がのらない時は、エアロだけして、
あとはウインドウショッピングして。
本当に自由気ままなジム生活なのだ。
でも、たまにはね。
こうして話しかけてくれた人がいる時には、
少しだけおしゃべりして、
その時間を楽しむ。
なにごとも、寛容さは必要なのだ。
一人ジム、だけど、一人にこだわりすぎない。
なぜなら、一人ジム、が目的なのではなくて、
楽しくジムをする、が目的なのだから。
素敵でなくてもいい。
格好良くなくてもいい。
人に自慢できなくてもいい。
一人ジムってさみしそう、って思われてもいい。
だって。
自由気ままな一人ジムが、好きなんだから。
人生は一度きり。
だったら、なにごとも、しない手はないよ。
気になることは、とにかく、手を出して。
間違ってたら、手を引っ込めればいい。
それだけなんだなと思う今日この頃。
楽しんでいきましょう。
大切なのは、私の気持ち。
これからも、自分との闘いは続いていくのだ。