ブログを始めて、2年程が過ぎた。
今までは、現在の気持ちを書き綴ることばかりで、
ブログとは、「書くこと」と思っていたのだが。
最近は、ちょっと違う。
書くことと同時に、過去の記事を「読むこと」もまた、
ブログの楽しみ方なのだなと思う。
ずっと何十年も、紙の日記を書いてきた。
シャーペンで文字を書くのが苦手なのに、
ずっとずっと続けてきた。
でも毎回、どうしても、面倒になってきて、
思っている気持ちを要約して書いているのだ。
その方が楽だし、ページ数にも限りがあるから。
ところがブログは違う。
いくらでも書ける。
なんなら、私の入院ネタなんて、
数回の連載にしてブログ化している。
こんなん、だれが読むねん?
とは思うのだが、
キーボードだと速く打てるし、
文字数も結構な量を許容してもらえるのだ。
そうして書いてきた過去のブログを読み返すと、
当時の自分がよみがえってくる。
「ああ、この時、大変だったんだよな」とか、
「ああ、こんなこと、考えていたな」とか。
過去の自分が今の自分に教えてくれる。
「よく、頑張っていたよ」と。
大人になると誰もが、
ほめてもらうことなどなくなる。
よほどのことがない限り、
怒られる方が多い。
スーパーで買い物しているだけで、
「邪魔だよ!」というリアクションを取られたり。
幼児だったら、
「あら、かわいいねえ~」になるのにね。
ブログに煮詰まると、しょうもないことも書きたくなる。
2千字埋める目標もほっておいて、
200、300文字でも全然OKとばかりに、
好き勝手を書く連ねる。
でもこれが楽しい。
自由気まま、最高!なのだ。
何年経ったら、数十人、数百人の人が見てくれるのか。
トホホな気持ちは、むくわれるのか。
それでもひたすら、キーボードに打ちまくる。
自分の気持ちをぶつけまくる。
誰にも伝わらなくてもきっと、
未来の自分が見てくれる。
「こんな、しょーもな記事、誰が読むねん?」
っていう記事も、
笑って読んでくれる未来の自分がいるはずだ。
大して面白くなくてもいい。
大事なのは「私が書いた」という事実。
どこかの大物ではなくて、しょうもない私が書いたという事なのだ。
忙しい時は、ネタはたくさん。
でも書く時間も気力もない。
暇な時は、各時間はいっぱい。
でも書くネタが浮かばない。
それはまるで、お金のよう。
忙しい時は、お金がたくさん。
でも使う時間がない。
暇な時は、お金を使う時間が一杯。
でも肝心のお金がない。
そんなもんだな。
いつか「ブログやっていて良かった」
という日が来るのだろうか。
それはいつなのだろうか。
永遠に来ないのだろうか。
まあ、それでもいっか。
「好きこそものの上手なれ」
信じてみるとするか。