朝からの曇天により、ジムに行こうか、迷っていたが。
結局、11月の締めくくりにと、
朝イチのラテンエアロに、頑張って行ってきた。
もちろん、いつもの「一人でジム通い」です。
3年以上ともなれば、一人ジムも慣れたもの。
最近はあまり腰の調子がよろしくなく、
この週末には昼間から布団敷いて寝込んでいた。
なので、いつもはエアロの45分のレッスンも、
30分ほどで切り上げて途中退場していた私。
いつまでこの「短縮レッスン」になるのかなと、
不安に思っていた。
折角中心の位置をとって踊っていても、
途中で退場したのでは、そのほかの方々があまりよく思わないのではないかと。
「まわりのベテランさんに怒られやしないか」と、
肝を冷やしたりしていた。
結局、短縮レッスンは4,5回ほどで終了にし、
45分に戻したところで、またもや腰の痛みが再発し、
この週末は寝込んでいたという調子。
でもどうやら腰の痛みもピークを脱したようなので、
久々にのびのびとした気分で、45分のレッスンを完遂してきた。
初級とも中級ともいえない、いい感じに難しいラテンエアロは、
他のエアロにはない独特の動きがある。
腰のうねりや、手足のくねらせかた。
本当に独特。
なので腰の不調が心配な時は、すこし及び腰だったりしたのだが、
今日はなぜかとても快調で、
そんなことを微塵も感じず、くねくねと動きまくっていた。
とんでも、はねても、くねっても、
なにをしても気にしない。
以前はそんなことは当たり前だったので、
その有難さを感じることもなかっただが。
今は自由と言うのがこんなにも爽快なのかと、
はればれとした気持ちだった。
一通りの振り付けを終えると、いつものように、
「あとは皆さんでやってくださいー」とのコーチのお言葉。
私も初心者の頃は、慌てて周囲を見渡し、
見よう見まねでしていたのだが。
最近では、何年も通っているので、次第にコツも覚えてきて、
「はいはい、覚えていますよー」ってな感じで、
すいすいと自分で覚えた振り付けをこなしていった。
周囲の振りなど気にすることなく、
自分の覚えた振りを、自由にのびのびと。
たとえそれが少々間違っていたとしても、
とにかく、右に左に動いていって、
ターンをして、とんでいって。
それはそれは、楽しくて、楽しくて。
時間があっという間に過ぎていった。
最近は30分が長く感じられて、
壁時計ばかり見ていたのだが、
今日はあっという間の45分間だった。
「楽しい時間はあっという間」
まさにそうだと感じた45分間だった。
うっすらと額に汗をかき、充実した気持ちでフロアのドアを抜けた。
久しぶりの何とも言えない「エアロした感」。
半年ほど前までは、この後さらにもう1レッスンして、
夏場はさらにプールまでしていた私。
今思うと頑張りすぎですが、
そのころ、1年ほど前までは、
それが普通にできていたのよね。
今はもうそんな頑張る気持ちはおかないけど、
我ながらよくやっていたものだ。
もともと長距離が苦手ではなかった私は、
元気が当たり前だったので、
それを気にすることもなかったのだが。
今は自分の体の声に耳を傾けて、
「いける?できる?」と探りながら、
運動をしている。
もしも若い事なら、とてもストレスになったかもしれないが、
人生の折り返しの時期ともなれば、
「健康に気を付けるきっかけになったな、今回の入院は」
と言う具合に、前向きに考えることができるようになった。
「体力を失って、熟考力がついたのかも」
と、最近の私は考えたりするのだ。
何も怖いものがない時は、大して何も悩まない。
でも自分の弱さを知った時、どうしようかと考えるのだと思うのだ。
弱いから。
怖いから。
人は考えるのかもしれないね。
年齢を重ねることも、悪い事ばかりでも、
ないのかもしれないね。
たとえそれが、やせ我慢に聞こえたとしても。
それはそれで、いいような気がするのだ。
「今の自分の年齢を、弱さではなく、武器にする」
そう思えば少しだけ、自分に力が出るような気がするのだ。
そうして少しだけ、楽しくなるような気がするのだ。
誰かがほめてくれるのではなく、
自分が自分を認める方法で。
自分の生活を作っていきたいなと思う。