午後から一人でジムに行った時、
予定では、ピラティスとエアロビクスをするつもりだったのだが、
スタジオの傍で開始を待っている時に、ピラティス休講を知らされた。
近くにいた方が「ピラティスは休講なのですよ」
と親切にも声をかけてくださったのだ。
私のように休講を知らず、ピラティスに来た人が多かった、とのことだった。
ぽっかりと空いた一時間半の暇な時間。
「暇な時間ができてしまったなあ」と最初は残念に思っていた。
でもそのうちに、
「この暇な時間を有効利用出来たら、ちょっと嬉しいかも」
と考え方を変えてみようと、思い立った。
まずは、ATMで生活費を下す、電池交換を頼んでいた腕時計を受け取りに行く、
といった用事を終わらる。
次に、雑貨屋さんをぶらぶらして、気分転換をした。
かわいい雑貨を見ていると、心が癒されて、ほっこりとしてくる。
それから、いつもの読書タイム。
今日もごみ芸人さんの本の続き。
濃いキャラクターのごみ清掃の方々のエピソードが面白く、笑える。
また次も読んでみたいなーと、思える本だった。
そうこうしているうちに時間が来た。
終わってみれば、あっという間。
時間って、使い方次第なんだなって、思った。
その後は、またもや初めての先生で、
エアロの代行のレッスンだった。
ピラティスとエアロは同じ先生なので、
仕方がないのかなと思った。
とても久しぶりだったが、少人数のレッスンとなっていた。
多い時は50人入るスタジオに、12人しか入っていなかった。
がらがらなので、全員が先生に見られている感があり、
良く言えば、注目してもらうことができる、
良くないように言えば、間違ったらすごく立つ、
と言う感じ。
私はスペースがゆったりしているので、
のびのびできるなーと思っていたが、
お昼ご飯を食べて動いているせいで、
体が重く、頭が鈍く、
どうやらあんまり上手に踊ることは出来なかった。
「午後は向いていないかな」と、心の中でつぶやいた。
やはり出来るだけ午前中に、しっかりレッスンした方がよさそう。
これも、試したからこそ、分かること。
気ままな一人ジムは、何もかもを自分で自由にアレンジできると
思いがちである。
でも時に突然の休講などで、予定変更を余儀なくされるときもある。
それもまたジムの面白いところ。
いつもいつも同じではつまらない。
平凡な日常の、ささいなアクシデントなら、
それを楽しむ遊び心は、
持っていたいと思っているのである。