冬菜かしこの「ジムと畑とボランティア」の日々

二人娘は小学生、アラフィフママのどたばたな毎日の記録。

【書評】最近読んだ本、7月

最近、読んだ本。

いつものように図書館で借りてきて、

自分の興味のある分野を読んでいった。

 

こちらは、以前も読んだことのある著書の方の本。

まず参考になったのが、「逆算思考」というもの。

これは目からうろこだった。

なんとなくは分かっていたものの、

そうはっきりは断言できないので、

どんな場面も正攻法で、

一から積み上げる方法で勉強や仕事をしていた。

でも考えてみたら、どういう結果を求められているかを、

まず把握しておくことは大事だなと感じた。

最初に必要なものは何かを知っておく、

そこから逆算して行動する。

大切な考え方なので、覚えておきたいと思う。

 

あとは、「時給思考」というのも、

胸にグッときた。

今までも、出来れば一時間一時間を大切にと思ってきたが、

ここまでしっかりと、時給、と言われると、

それほど意識していなかったように思う。

例えば部屋の掃除。

きびきびすれば15分ほどなのに、

だらだらとして、時には面倒くさくて、

する時間がない、などと言っていた。

でも、たかだか15分。

捻出できない時間ではない。

要は意識の問題なのだとつきつけられた。

この本を読んでから、

本当は何分の作業なのだろう?

本当に時間がないのだろうか?

と自問するようになり、

雑務に対する考え方が変わってきた。

自分を変えてくれた本だった。

 

あとは、他人ができることは他人にまかせる、とか。

行動は見切り発車でいい、とか。

いろいろ参考になることが多かった。

読んでよかった。

 

こちらは、最近の私に多い、お悩み系の本。

いやはや本当に、最近お疲れなんだよね。

どうしてこうも気持ちに余裕がないのだろうかと。

小学生の子育て。

80歳前後の両親の介護。

ジムやピアノの習い事。

小学校での週2~3回のボランティア。

市民農園での畑仕事。

まあ、確かにいろいろ詰め込みすぎだな。

とはいえ、この忙しさに救われている面もあるわけで。

どれひとつとして、かけることが嫌なのですから仕方がない。

 

そんなこんなで、この本を読んでみた。

もちろん、タイトルにひかれて借りた。

そしていざ読んでみると、

マンガを随所に挟んでいるので、

とても読みやすかった。

 

とくに、自分を大切に、自分を主役に、というのも

とても参考になった。

とくに仕事などでは、周りや上司に同調して、

自分を合わせてしまうことがある。

でも、自分の心の芯の部分で、自分を大切にしておくことが、

結局は自分を守り、ひいては周りに迷惑をかけないことに

つながるように思う。

自分の人生の主役は自分なんだと、

しっかりと胸に刻み付けておきたいと思った。

 

こちらは、有名なお二人による共著。

精神科医は、「漫画でわかる心療内科」でおなじみのゆうきゆう先生、

マンガは、「いまごろそいつパフェとか食ってるよ」でおなじみのJam先生。

どちらの先生の著書も好きなので、

とても読みやすかった。

 

怒りは90秒ルールとか、

全力の1回より小さな習慣とか。

いろいろ参考になる考え方だった。

でも一番私がはっとしたのが、

プチ依存は存在しない、

というところ。

少しなら大丈夫、と思って続けていると、

永遠に依存は治らない、ということ。

本当に辞めたいならば、

その一切をしてはいけない。

少しでもしたなら、それはやめられない、ということ。

例えば、禁煙など、

少しでも続けていれば、

それはやめられないということ。

人に付き合う時だけ、お給料日だけ、と言って、

多少のゆるみをもたせると、

いつまでも依存から抜け出せないということ。

 

この文を読んだ依存が怖くなり、

今現在、私はコーヒーを断っている。

出来る限り、飲まないようにしている。

たまに、今日ぐらいは、たまには、

と思う時もあるが、

すぐに脳内で否定する。

周りに飲む人がいても、

私は飲まない。

どこまで断てるか分からないが、

今は自分を甘やかせる飲み物として、

コーヒーを断ってみようと思っている。

この本を読んだ、そう決心してみた。

 

最後はこの本。

すごいタイトルだ。

何人かにこの本のタイトルを見せると、

皆一様に驚く。

別に本当に一億円を稼ぐ人になるかは、

それほど重要ではない。

私は自分の知らない世界を見てみたいのだ。

年収一億円あったら、

どのような世界なのか。

その人に近づいてみたいと思ったのだ。

本と言うのは便利なもので、

ただ本を読むだけで、その著書の言いたいことを知ることができ、

さまざまな疑似体験をさせてくれる。

これは人間に与えられた特権だなと感じている。

ありがたいこと。

 

この本にあることで印象深いのが、

「性格は顔に出る、生活は体型に出る、本音は仕草に出る、感情は声に出る」

と言う箇所。

細部に本質が出るということだが、

確かに昔から「美は細部に宿る」とも言われている。

私自身、掃除をしていて、なんとなく落ち着かないなと感じると、

たいてい、どこかにほこりがたまっていて、

それが清々しさを妨害している時がよくある。

 

顔も体型も仕草も声も、

結局は、本質は目に見える形となって表れるのだなと思う。

つまり、相手の事をよく知ろうと思ったら、

相手の事をよく観察することが大切なのだと思う。

そう思うと、それを観察する観察眼を持つことが、

人生の荒波を乗り越えていくうえで重要だといえる。

漫然と生活するのではなく、何を考えるのかを知ること。

それが大切な気がしている。

 

あと、とても参考になったのが、

圧倒的な量でしか、質の向上はありえない、ということ。

私は実は質があれば量はそれほどなくていいと思っていた。

でも、そうではないらしい。

そして考えてみました。

確かに、どんなに才能があっても、

フライパンを毎日振って料理をしない限り、

数多くの失敗を経験しない限り、

質は向上しないのだろうと。

逆に言えば、毎日料理していくと、

そのうちにある程度の質は担保されるのだろうと。

 

昔から言われている

「習うより慣れよ」もしかり、

「好きこそものの上手なれ」もしかり。

習慣にして、量をこなして、そして質の向上を目指す。

それが最強なように思えてきてくる。

 

あとは、「最後に負けておくことが出来る人が年収1億円になれる」

という文章が印象に残った。

なかなか、できない。

どうしても、下手なプライドが邪魔をして、

ぷいっとへそをまげてしまい、

負けられないのだ。

でもたぶん、それは駄目なやり方なんだろうね。

自分を戒める意味でも、

覚えておきたいと思った。

 

「能力の差は小さい、

努力の差は大きい、

継続の差はとても大きい、

習慣の差がいちばん大きい」

覚えておきたい言葉も書いてあった。

読んでよかった本。

本当に。

 

以上が最近読んだ本、7月分。

少しでも参考にしていただけたらうれしい。