冬菜かしこの「ジムと畑とボランティア」の日々

二人娘は小学生、アラフィフママのどたばたな毎日の記録。

【書評】最近読んだ本、4月

 

今月もしっかり読書したので、

ちょっと書いてみる。

 

まずは、こちらの禅の本。

この著者の方の本は以前も読んだことがあって、

図書館には10冊以上並んでいる、

ベテランの方のようだ。

内容もしっかりされているので、

読みやすく、心の中に入ってきやすい。

 

今回の本は、「図太く」ということだが、

要するに、細かいことに動じないで、

でーんと大きく構えておきましょうと言うこと。

 

「ただの人として図太く生きる」

というのは、なるほどなと思った。

何でも成果を求め、意味を求め、

窮屈に考えすぎないで、

ただ生きているだけで良い、

そう思うことが大切だと。

その考え方を頭の隅に置いておくだけで、

ふがいない自分を抱きしめてあげられそうな気がしてくる。

自分を無理に大きく見せることなく、

あるがままの自分をさらけだして生きていけたらいいな。

そんな風に思った。

 

お次はこちらの、なんとも大胆なタイトルの本。

電車の中で読むには、少々勇気がいるタイトルだが、

私が手に取った理由は、

もちろん、このタイトルに惹かれて、

だったりする。

 

最近、何かと人間関係にお疲れ気味の私なのだ。

少しでもヒントになるものが欲しくて、

この本を手に取ってみた。

読んでいくうちに、とんでもなく深い本だと感心してした。

 

もともとそんなに深刻な内容を期待していたわけではない。

なにせ、このタイトルで、このイラストだ。

ちょっと楽しい本だなと思い、

楽しく人間関係を学べるならいいかな、

ぐらいの気軽な気持ちだったのだ。

 

ところがどっこい。

とてもとても、読みごたえがあり、

参考になる箇所が、あっちこっちにあり、大変ためになった。

例えば「メタ認知」「嘘と演技のススメ」「(自分の)情報を与えすぎない」

など、気を付けポイントが随所にあった。

 

著者が実母の日記から、人間関係の深刻な悩みを抱えていたことを知り、

それをきっかけとして産業カウンセラーになったという経緯も、

なるほどとうなづける、大変ためになる本だった。

読んで良かった。

 

こちらも、人間関係お悩み本。

こちらは男性の著者なので、男性の視点で書かれている。

それもまた違った視点で参考になった。

 

この本で一番印象深いのは、

「弱さと優しさは隠しなさい」

というもの。

実際、優しい人は強気な人に利用されたり、

振り回されたりすることが多いのだよね。

私自身、素直に相手に親切にしたばかりに、

なぜか、なんでもないことで、逆切れされたことがある。

それも、何度も。

どうして私は逆切れされやすいのだろうと考えた結果、

「なめられやすい」「攻撃しないと思われている」

のだろうとの結論に至った。

結局、自分を守るのは自分しかないものだし、

自分が強くならないといけないのだと思った。

 

誰かを平気で攻撃する人は、

それほど良心の呵責はないように思える。

でも被害を受けた方は、たまったものではない。

攻撃する人の特徴を知り、

それを対処する方法を知り、

少しでも被害が少なくできたらいいだろうと、

思っている。

 

こちらは、言わずと知れた「アンミカ姉さん」のセミナーのような本。

テレビの「トークイーンズ」が大好きな私は、

若槻千夏さんといとうあさこさんとならんで、アンミカさんが大好き。

その理由は、「自分をよく見せようとしていない」から。

時に暑苦しいほどの熱量で、世の中を、仕事を、恋愛を語るアンミカ姉さん。

しかし、そこには人と言う存在に対する、

「あきらめない」愛情が横たわっている気がするのだ。

 

この本には、そんなアンミカ姉さんの愛情がたくさん詰まっていて、

読んでいて、ほっこりとしてくる。

自分を認めて、他人を認めて、

自ら人生を選んで作り上げていく。

漫然と生きるのではなく、攻めの姿勢で、

自分の人生と言うものを確立していく。

そんな文章を読んでいくうちに、

「覚悟を持って生きる」ということが大切なのだろうと思えてきた。

 

人生、恋愛、仕事、人間関係。

さまざまな壁にぶつかった時、ふと、

手に取りたい本だと思った。

楽しい本だった。

 

今月もしっかり読書をして、

ついでに、畑仕事も再開して、

晴耕雨読の生活」をしている。

自分の人生の時間をより充実したものにすべく、

これからもいろいろな本を読んでいきたいと思う。