冬菜かしこの「ジムと畑とボランティア」の日々

二人娘は小学生、アラフィフママのどたばたな毎日の記録。

【書評】最近読んだ本、5月

今月も張り切って本を読んだのでご紹介します。

 

 

この本は気楽な気持ちで手に取ったのだが、

予想に反して、かなり読みごたえがあった。

まず、タイトルの「持ち家という病」なんて、

どうして「病気?」なんてつけるんだろう、

と思っていた。

ちょっとオーバーだけど、

タイトルっていうのは大体そんなものだから、そんなものかな。

と思っていた。

しかし、だ。

読めば読むほど、今までの自分の価値観が、

自分で決めたものではなく、

環境によって形成されたものかが分かり、

正直、少し怖くなった。

 

周りと同じことが良しとされる風潮の中、

多数の考え方や、これが当然という社会の雰囲気に飲み込まれ、

いつしか自分の意見よりも、

こうかんがえるべき、という思考回路が出来上がっていた気がする。

そして、それに気づかせてくれたのが、

この本だった。

 

どうして、欧米のように中古物件が良しとされないのか。

どうして、新築信仰が強いのか。

どうして、賃貸より持ち家がゴールだと思われるのか。

 

私たちの持ち家に対する考え方と、

社会の仕組みが、

実は密接にかかわっているということ。

読んでいて、目からうろこが、ボロボロ落ちた。

読んでみて、いろいろ考えさせられた。

 

 

いつも読んでいる禅僧の著者の本。

いつもながらとても読みやすく、

早く続きを読みたい、

早く最後まで読みたい、

と思う本。

 

最近、お疲れ気味の自分をどうにか奮い立たせるため、

このタイトルの本を読んだ。

全体を通して「平気な人は無理しない」

ということを感じた。

背伸びをせず、自分を飾らず、

人は変わらないし、

だからと言って、自分も無理をしない。

今のままの自分を平気で受け入れて、

それでだめならだめでしょうと、

ある意味腹をくくった生き方が、

実は自分のやりやすい生き方につながっていく。

そんなことを考えた。

 

本に書いてあることを、すべて実践するのは難しいかもしれない。

でも、この考え方を頭の隅に置いておくだけで、

毎日の生活がやりやすくなるかもしれないと思った。

 

 

こちらはマンガなのでわりとすぐ完読した。

この本は仕事の事について書いていたが、

これは勉強や友達とのつきあいでも、

参考になるなと思った。

 

自分の行う行動をしっかりと冷静に見定めて、

何を優先して行動するか、

どう考えて対処するか、

周囲にどう伝えていくか。

要するに、物事の勘所を抑えることはとても重要で、

ささいな、きにしなくていいことは、ひとまず隣に置いておいて、

重要なこと、重要になりそうなこと、

そこを抑えておくべきなのだと思った。

 

普段の生活では、しないといけないことが多い日もある。

周囲の人の手を借りられず、

自分で対応しなければならない日もある。

そんな切迫した状況で、

どう立ち振る舞うべきか。

その時どう考えて行動するのか。

その意識がとても大切なのだと気付かせてもらった。

 

今月も楽しく本を読んだな。