冬菜かしこの「ジムと畑とボランティア」の日々

二人娘は小学生、アラフィフママのどたばたな毎日の記録。

【書評】最近読んだ本、8月下旬

今月の本の紹介。

 

 

この本は、90歳の今も現役の、

女性弁護士1号の方の本。

60年を超える弁護士経験と通して、

さまざまな案件を引き合いに出し、

人生の生き方を教えてくれる。

 

タイトルにある通り、

人間関係は、近すぎると糸がもつれるように、

うまくいかないと説いている。

ほとんどの場合、人間関係の疲弊は、

近くに行き過ぎたから、だと言われていて、

そういえば、私自身も、

難しい人間関係は、

近しい人どおしだと思い当たった。

 

結局だれかに依存して、近づきすぎるのは、

良いことにはならないと、教えてくれている。

近くに行くと、楽なのだ。

ツーカーの中になれば、

気を遣うのも最小限で済むし。

話も少しで通じるし。

でも、そのなれあいが度を超すと、

上手くいかないのだなあと思う。

 

「親しき中にもい礼儀あり」

これからの自分の生き方に、

そっと付け加えておこうと思う、

考え方だった。

 

この本はタイトル通り、

幸せの種をまいて、

幸せな実りを受けよう、

と言う本。

 

ただ新しい知見としては、

幸せの種の結果は、

なかなか出てこない時もある、というもの。

そして、まいた種の種類の花しか、

咲かない、というもの。

当たり前と言えば、当たり前なのだが、

それがなかなか、毎日の実践となるとなかなか。

ひたすら、ちょっと違った努力をして、

目標達成ならず、

なんてこともよくあることで。

どんなふうに努力したらいいのか、

それを考えることも大切だなと思った。

 

あとは、

「腹が立つのは、自分の欲求が満たされなかったから」

というのも、うなづけた。

相手がうんぬん、よりも、

自分にとって思い通りにならなかった時に、

怒ってしまう、というのは、

確かにその通りです。

そうだなーと、思った。

相手ばかりせめて、

自分を省みないと、

同じところをグルグル回って、

出口が見えなくなるのかもしれないね。

いろいろ、反省。

でも理解したので、

これからは気を付けたいと思う。

 

タイトルのオーラとは、すなわち、

内面からにじみ出る心の輝きのこと。

そのオーラを出すためには、

自分を縛る心の制約だったり、

自分で作った壁であったり、

とにかく、自分で自分の限界を決めるブレーキを外すことが

大切なのだとか。

なるほど。

確かに、自分で自分の限界というか、

「まあ、自分には無理でしょ」

みたいな考えってある。

それを外すのは難しそうだが、

本当の自分の人生って、

そこからスタートするのかもしれないね。

 

あと、なりたい人、お手本にしたい人、

になりきって生活するっていうのは、

面白い考え方だった。

でも、そういうのもありかなって、

思った。

空白から考えるより、

誰かを思いうかべて想像して、

そこを目指していく方が

やりやすいような気がする。

 

あともうひとつ、

自分とその周りを、

俯瞰してみるくせをつける、

というのは、最近よくいろんな本で目にしていて、

この本でも書かれていて、

やはりそうか、

と思った。

視野を広く、自分を客観的に。

いつのまにかついた自分の思考の癖を外し、

フラットな目で状況を見る癖をつけたほうがいいなと思った。

「私も頑張ろう!」

と思わせてくれた本。

 

 

今月も、いろいろな本を読んだ。

こうしてみると、

その時々で、自分が何に悩んで、

何を解決したくて、

その本を読んでいるのかが分かる。

 

さしづめ、今は断捨離と人間関係かな?

自分の人生を身軽にするために、

取捨選択をしていくことの大切さを

日々実感している。

また楽しい本を読みたいな。