冬菜かしこの「ジムと畑とボランティア」の日々

二人娘は小学生、アラフィフママのどたばたな毎日の記録。

【エッセイ】三ツ矢 特濃 オレンジスカッシュが好き

今週のお題「最近飲んでいるもの」

 

特に炭酸が好きなわけでもないが、

ここ最近のお気に入りは、

三ツ矢サイダーの特濃 オレンジスカッシュ」である。

 

「濃い」と表記してある通り、

実に、オレンジオレンジしていて、

柑橘ジュース飲んだよー、と大満足するのである。

 

このジュースを最初に飲んだのは、

1年程前だったと記憶している。

たしか誰かにもらったからだ。

何の気なしに飲んでみて、驚いた!

あまりにも、美味しいオレンジ味。

こんな味は初めてであった。

 

今まで、100%オレンジジュースやら、

ポンジュースやら、

ファンタオレンジやら、

いろいろな味を飲んできた。

特にファンタオレンジは、

たまに飲みたくなるものであり、

炭酸オレンジの定番として、

私の中のリストに入っている。

 

だから、三ツ矢サイダーの炭酸オレンジとて、

大差ないとたかをくくっていた。

ところがどっこい、違っていた。

どうもこうもなく、美味しい。

「ミカン」だけではなく、

海外の「オレンジ」の味が詰まった、

なんともいえない、さわやかな柑橘の味がしたのだ。

 

「どうして、今までこのようなオレンジ味がなかったのか」

むしろ、その方が不思議なほど、

しっくりとくるオレンジ味の炭酸だった。

 

子供の頃から、三ツ矢サイダーは愛飲していた。

特に炭酸大好きな子供でもなかったから、

飲んだとしても、たまにであり、

それがないと夏が始まらない、というほど

はまっていたわけではない。

ただ、炭酸と言えば、三ツ矢サイダーというくらいには、

私にはなじみのあるメーカーだった。

 

今回、アサヒ、と銘打っているパッケージからして、

三ツ矢サイダー単体の商品ではないのであろう。

だが、しかし、前面に「三ツ矢」をうたっているのであるから、

やはりサイダーと言えば三ツ矢。

そういうものなのだ。

そこが出しているオレンジジュースは、

三ツ矢サイダー」の次に来る商品であり、

「三ツ矢 特濃 オレンジスカッシュ」がトップにくることなど、

ありえないと思っていた。

 

いや、しかし、ここへきて、

分からなくなってきた。

断然、おいしい「三ツ矢 特濃 オレンジスカッシュ」。

これは、本流の、三ツ矢サイダーをしのぐほどの味になっている。

そして、私と同じ感想を持った人が多いらしく、

次々と、三ツ矢はシリーズを増やしていった。

 

オレンジから始まり、ブドウ、モモ、メロン、リンゴ、マスカット。

そこまで一気に作るんかーい、と思うほど、

三ツ矢は強気に繰り出してくる。

まるで「三ツ矢の逆襲」のようだ。

「うちは、サイダーだけや、ないんやでー」

といわんばかりの、繰り出し方。

そうなると、やはり、三ツ矢サイダーで育ったものとしては、

シリーズを試してみなくてはなるまい。

 

まずは、ちょうど、コンビニで売り出していた、

リンゴ味を試してみた。

うん。おいしい。

確かに、おいしい。

だが、しかし。

オレンジほどの衝撃はない。

 

はい、次。

次は、ブドウ味。

しっかりと、ブドウ味。

うん、おいしい。

確かに、おいしい。

 

次は、モモ味とメロン味。

ちょっと甘いが、美味しい。

癖がある美味しさ。

でも、確かに美味しい。

 

 

次は、マスカット味。

おいしい。

うん、確かに美味しい。

 

結果発表。

どれもおいしい。

ただし、予想の範囲内。

確かに、オレンジが衝撃すぎて、

他の味のハードルがあがったのは、いなめない。

なんの前置きもなければ、きっと、

おいしーい、となっていただろう。

 

だが、しかし。

いかんせん、オレンジ味が美味しすぎる。

これはもう、他がかすんでも仕方がない。

オレンジ優勝。

そういうことだ。

 

以前、ポンジュースを飲んだ時も、

同じことを感じた。

美味しすぎて、感動を覚えた。

そして、今回もまた。

美味しすぎて、感動を覚えた。

 

近頃の、メーカーの商品開発の力には、

目を見張るものがある。

毎度毎度繰り広げられる、新商品の発表の多さに、

たまにひるんでしまう時すらある。

だから、さすがにもう、

炭酸オレンジは、頭打ちだろうとふんでいたのだ。

だからこその、衝撃でもあったのだ。

 

かのエジソンの有名な言葉。

「もう駄目だと思ったところから、

すべては始まるのだ。

そしてそこからが、

本当に、面白いのだ」

 

たかだか1本のペットボトル飲料に、

感動することなど、

そうそうあるもんじゃない。

特に私は、あまりペット飲料を買わないのである。

でもたまに、

この、「三ツ矢 特濃 オレンジスカッシュ」だけは、

無性に飲みたくなることがある。

「別格」という言葉が、

私の中ではしっくりとくる。

これはもう、特別なものなのだ。

それはもしかしたら、

わりと幸せなことなのかもしれない。

 

たった1本のジュースで買える幸せ。

それもまた、嬉しいものなのかもしれない。

 

もしも試したことがない人には、

ぜひとも試していただきたい。

好き嫌いの好みはあるが、

私はおすすめしたい。

従来のオレンジをくつがえす、

そんな一本なのである。