冬菜かしこの「ジムと畑とボランティア」の日々

二人娘は小学生、アラフィフママのどたばたな毎日の記録。

【エッセイ】健康診断に行く

毎年恒例の健康診断。

主人の会社の関係で、年に一回、主人と同じところで

私も健康診断を受けさせていただける。

ありがたい。

毎年6月頃なので、今年も同じく、6月に行ってきた。

前日から絶食して、家族の朝ごはんを見ながら、身支度をして、

主人の運転する車で病院に行った。

 

健康診断はどこも同じような感じなのだが、

私はバリウムが苦手なので、最近はちょっと外してもらっている。

それだけでも健康診断のハードルが下がり、

気分がブルーにならないので助かる。

本当は受けた方がいいのかもしれないけれど、

ものすごーーーく苦手なのだ。

すみません。

 

私が一番懸念していた視力の低下もなく、

むしろ去年よりも少し良くなっていて、

それだけで、来てよかったーと思える。

人って単純だな。

そしてあとは血液検査や尿便検査、などをして、

その結果は後日なので、ひとまずおいておいて、

まあなんとか今年もぼちぼちだろうと一人で納得して、

終了した。

だいたい毎年なにもなく、平穏無事なので、今年もそうだろうことを期待して、

健康診断を終えた。

 

そのあとは、おまちかねの半日ぶりのお食事だ。

病院の最上階にあるレストラン風のところで、

栄養バランスのとれたお食事をいただく。

健康診断の時に食事券がついているので、

もちろん無料だ。

健康診断のなにが楽しみって、

これが一番の楽しみな。

 

いつもの「ランチ」にすればいいのに、

一応メニューを見させてもらって、

でもやっぱりいつものランチとあいなって、

それを注文した。

ランチはおすすめ品だし人気なのだろうから、

すでにスタンバイ済の様子で、

いつ頼んでもすぐに持ってきてくれる。

その速さもうれしい。

しかも、あったかいものは、きちんとあったかいまま出してくれるのもうれしい。

料理って、あったかさも味の内なんだよねー。

その心遣いがうれしいのだ。

 

最近の物価高のせいか、

ここ数年は野菜ジュースがつくようになった。

確かにすべてを野菜で栄養価をとろうとすると、

コストパフォーマンスが大変なのだろう。

ちょっと残念ですが、仕方ない。

いつものニンジン色の野菜ジュースでなく、

今回はブドウ色の野菜ジュースなので、

いちおうは工夫が見られるので、なんとかうれしいことにしておく。

そして今回は、おなかがめっちゃ減っていたので、

雑穀米ご飯をお替りした。

体に優しい雑穀米。

飢えた胃袋にしみわたった。

おいしかった。

 

食後の飲み物は、オレンジジュース。

本当はコーヒーの方が雰囲気があって、

「食後のまったり時間」に会うのだろうとは思うのだが、

毎回思うのだ。

健康診断に来ているので、体にいいものを飲んだ方がいいんじゃなかろうか?と。

そういうわけで今回もオレンジジュース。

せめて年一回の健康診断の時くらいは、

胃に優しく過ごしたいのよ。

 

そして今年も、年一回の一人反省会だ。

なぜか毎年健康診断の後のランチの時に、

健康関係はもちろん、その時に気になっている話題を、

一人で、うんうん、あーでもないこーでもない、

あーしたらいいかしら、いやいやこーした方が良くないか?とか。

頭の中で色々なことを考えて、シンキングタイムに入るのだ。

 

別に格好つけているわけでもなく、

毎年この日だけは、妙に熟考してしまうのだ。

なんでだろう?

主人と二人娘が迎えに来るという安心感のある一人時間だからだろうか?

それとも、栄養のあるものを胃に入れたすがすがしさからだろうか?

または、病院の屋上レストランと言う、非日常空間で、

ここには健康診断の時にしかこないという高揚感からだろうか?

 

まあ、何であれ、熟考することはいい事だと思っている。

普段はじっくり自分に向き合うことなどしないが、

年一回くらいであれば、ねえ。

自分自身に向き合って、問題をクリアにする。

たとえ解決できなかったとしても、

少しでもすっきりするなら、考えた甲斐はあるというもの。

 

なにごともスマートには運ばない。

でも、だからこそ、人生はおもしろいのかもしれないね。

つまづいたり、ころんだり、どろだらけになったり。

その時隣のだれかが、げらげら笑ってくれるのなら、

自分の人生もまんざらでもないと思える。

だから。

となりのげらげら人を大切にしようと思う。

ありがとね。