冬菜かしこの「ジムと畑とボランティア」の日々

二人娘は小学生、アラフィフママのどたばたな毎日の記録。

【畑】最近の畑仕事とスイカの収穫

しばらくブログに載せていなかった市民農園だが、

野菜の成長は思うようにならず、

収穫は思うようにならず、

といった状況。

 

そうかといって、なんにも採れないかというと、

そんなこともなく、

ちっちゃなナスビ、うっすいピーマン、赤味の足りないトマトなど、

なんとかミニサイズのものは出来ている次第。

 

そんな中、健闘しているのが、後から追加で植えなオクラ。

ナスビと一緒に植えたものは、20センチほどでほぼ収穫はないものの、

後から追加で大型苗を植えたものは、

しっかりと根を張ったらしく、

次々と実が出来てくれる。

 

去年から始めた「島オクラ」は、

少々実が大きくなっても固くならず、

つい収穫時期を逃してしまう私にはピッタリ。

通常のオクラよりも柔らかいので、

口当たりも良く食べやすいので、

朝の忙しい時には、

お弁当の一品作りに重宝している。

 

あとは、何と言っても、スイカだ。

今年は牛糞も入れて、黒マルチもして、

ひと畝にスイカ2苗、キンウリ1苗だけにして、

余裕を持たせて植えていたので、

努力が実った、という感じ。

 

とはいえ、最初に収穫したスイカ2玉のうち、

1玉は小さく、しかも赤みがうっすーい感じで、

味もあまりしなかった。

食べている間中、

気分は「カブトムシ」だった。

 

今年は雑草がすごく生えたので、

イカが埋もれて、見えにくく、

最初は2玉しかないのだろう、と思っていたのだ。

 

だから2玉食べた後は、

もうスイカは実っていないとだろうからと、

イカの水やりはしなくなった。

その後数日してから、

「ありゃりゃ?スイカ、ありますやんかーっ!」

とあわてて3玉目のスイカを収穫して、

自宅に持って帰った。

しかし、家でバタバタしていたので、

玄関先に一日放置。

 

「あーあーあー、忘れてますやんかーっ!」

とこれまたあわてて家の中へもって入った。

そして、「もう駄目かもなー、2玉目もうまくいかなかったし。

この3玉目はかなり放置しているしなー」

と思って包丁で切ってみると。

 

なんということでしょう!

しっかりとした赤いスイカがちゃーんと出来ている!

みずみずしさも損なわれていないし、

玉割れもしていないし。

ちゃんとした食べられそうなものになっている!

 

でも油断は禁物。

作り主は、うっかり坊主の私なのだ。

水やりしなくなって数日。

玄関に放置して一日。

こんな雑な扱いをしておいて、

まだ美味しいスイカである確率は、

高いはずがない。

そう思って、まずは自分で毒見をしてみることにした。

 

イカを4分の1にカットして、

それを2センチくらいの間隔で切り分けていく。

二人娘はスイカが嫌いなので、

私が賞味してみることにする。

ぱくっ。

おいしい。

ぱくっ。

普通においしい。

腐ってもいないし、

未熟でもない。

いい感じの出来栄え。

もちろん、お店の程の糖度はない。

しかし、中央部分の甘みなどは、

なかなかどうして、美味しくできているではないか。

 

イカって、いつも予想を裏切るのよね。

絶対美味しいって、思っていても、未熟だったり。

大きくなっていいのが出来てるって、思っていても、

雨が降って玉割れしたり、腐ったり。

時には、スイカが出来ているのに気づかずに、

雑草の間から、腐っているものがあって、

初めてスイカが出来ていたことを知ったり。

 

まあ、いつものことだが、

畑仕事はいろいろある。

良いことも悪いことも、

ラッキーなことも、しんどいことも。

それでも、それが楽しくて、

なかなかどうして、やめられないのよねー。

 

今日はそろそろ、先日切った3玉目のスイカが、

悪くなりそうだなと思い、

ちょっと消費しておこうと思って、

昼食後に切ってみた。

二人娘は、数年前からスイカが嫌いになったので、

どうせ食べないからと、

一人で食べるつもりでお皿にもりつけたのだが。

なぜか次女が「ママだけデザート(スイカ)、ずっるーいー!」

とぶーたれるもので、

「食べる?」と聞くと「食べるー」と言うもので

一緒に食べることにした。

 

どうせちょっとかじる程度だろうと高をくくっていたのだが、

結局、4分の1にカットしたスイカの半分を、

ぺろっと食べてくれた。

「美味しかった?」と聞くと

「まあ、おいしっちゃあ、おいしいかな。前の方がおいしかったけど」

となんとも微妙なお返事をしてくれた。

確かに、数年前までは、「スイカー!!」とテンション高かったものね。

それには及ばないってことか。

それでもやっぱり自分の作ったスイカ

娘が食べてくれるのはうれしいので、

「このスイカ、畑でつくったやつよー」

といつものように自慢してしまった。

何も返事はないものの、

ママが作ったスイカだということが伝われば、

それでいいかな、って思っている。

 

プロの農家の方みたいには、

どうしたって出来ないのだ。

今回はちょっと畑に穴を掘って植えて、

とても簡単にしてしまったから、

雑草だらけだし、

なおさら。

大して食べられるものは出来ていないのだ。

 

それでも、自分で食べるものを自分で作る、

そういう気合を持つことは、

毎日に張りを持たせてくれるように思うのだ。

次のシーズンは、もうすこし、

本気で取り組もうかな?

今の自分の畑よりもっと、

納得できる出来栄えを目指して。

超えるべきは誰でもない。

今の自分の畑なのだ!

 

ビバ、農業女子!(女子?)