今年は10月に、収穫し終わっていたはずなのに、
なぜか、さつま芋が採れた。
思い切り出遅れた「秋冬の畝づくり」をしようと、
久しぶりに市民農園に入ると、
さつま芋の葉が出ていて、
「おや?」と思い掘ってみたのだ。
大して期待もしていないのに、
結構な大きさの芋が、ざくざくと出てきた。
うひょうー、なんてこった!
さつま芋の収穫が、もう一度出来るなんて。
なんて、素敵。
気分も良くなり、うきうきと掘ってみて、
たまに、ざっくり切ってしまうものがあるものの、
おまけにしては、なかなかの収穫。
いいねえ。
今夜は豚汁にしようと思っていたのだよ。
よし。
この芋を使おう。
このざっくりしちゃっているのを使っていこう。
今からテンションがあがる。
畝の真ん中に、とてもみずみずしいニラを発見。
でも、これから苺を植えるので、
根元から掘り出した。
ニラと苺は相性が悪いからね。
昨年の苺が不発に終わったのは、
おそらく、私が見逃していた、
このニラの影響だろうとふんでいる。
だから残念だが、ここでご退場願おう。
掘り起こしたニラは無駄にせず、
卵焼きだの、餃子だの、いろいろ活用しようと思う。
それにしても、掘りたてのニラの香りの良いこと。
なにかニラをメインにした料理がしたくなるほどだな。
畑のまんなかに鎮座しているトマトだが、
いまだに青い実をたわわに付けている。
大きいものも、ミニのものも、
今にも赤く熟しそうな、張りのある青い実である。
しかーし。
ここのところの寒さ到来で、
恐らくはもう実が赤く色づくことはないだろう。
ここらであきらめた方が良い。
その方が良い。
それは分かっているのだが、
あまりにも、たわわな実なので、
今一つふんぎりがつかない。
致し方ない。
決心は明日に持ちこしだ。
今年は、夏からの実家の介護兼家事手伝いで、
すっかり畑仕事が出来なかった市民農園。
周りには、青々とした野菜を実らせた畝が、
あちらこちらに見受けられる。
うらやましい。
私だって、実家のお世話さえなければ。
そんな愚痴を何度も飲み込んだ。
けれど、ようやく実家も落ち着いてきたし、
畑を再開できそうな予感である。
「今から何ができる?」
と心配もあるのだが、
種からいけば何かしらは育てられるような気がする。
近所のおばちゃんが畝作っているのでたずねたら、
「玉ねぎよー」と教えてくれた。
やはり、玉ねぎか。
そして、出遅れたかもしれないが、
大根もいってみようか。
白い大根はできなくとも、
葉はできるだろうと思う。
大根の葉のてんぷらは、
私のこころを躍らせる。
いまからでも可能性があるならば、
大根に期待したい。
そして、冬と言えば、やはり豆である。
そら豆、えんどう豆、いろいろある。
なかなか難しいイメージだが、
キャベツや白菜を植えそこなった我が畑は、
空いた畝はたっぷりある。
この機会に、様々な豆系にチャレンジしてもいいかもと思う。
なにごとも、まずは動く方がいいだろう。
とにかくなにか、植えてみよう。
駄目なら駄目で、それもまた勉強だ。
ひとまず。
我が畑は今もなお、ナスが最盛期が続いている。
夏はさっぱりだったのに、
秋になって、がぜん、張り切って実を付けている。
そろそろ寒くなってきたので、
どこまで実るか未知数であるが、
とにかく何でも、収穫できるのはうれしい。
ナスビ、がんばれ!という気持ちである。
先日のナスビの収穫はこんな感じ。
雨の翌日の収穫の為、
わりとみずみずしく、良い出来だった。
やはり、収穫の時期や時間、天候など、大切だなと実感。
オクラはもう、終了した。
虫に葉を食べられまくりの今年のオクラであった。
来年は、虫対策を考えたいと思う。
ピーマンは、かなり苦戦した。
牛糞を入れないと厳しいみたいだ。
来年はきちんと牛糞を入れて、
水やりに励みたいと思う。
最近、冬を実感するほどの寒さである。
昨日から、暖房も入れ始めた。
秋が短く、冬がすぐ来た、という感じだが、
仕方ないのでそれを受け入れないとと思う。
それが、農業。
それが、畑仕事。
与えられたものを受取り、
それを生かして作るのみ。
でもきっと、
どこかに正解は落っこちている。
さしずめ今は、
「冬が来たから、豆植えなよ」
ってな感じ。
だから、それを楽しんでいこう!