冬菜かしこの「ジムと畑とボランティア」の日々

二人娘は小学生、アラフィフママのどたばたな毎日の記録。

【畑】畑の夏が終わります

今年の夏の畑の野菜は、

なかなかの不調具合で、

イカ、オクラ、を除いては、

微々たる収穫だったことは

以前書いたブログの通り。

 

秋になると、ナスビが頑張るかな?と、

青々としたナスの葉を見ながら予想していたのだが、

やはりその通りになった。

 

夏休みも終わった8月の終わりになってから、

ナスビがぐんぐんと大きく葉を茂らせ、

次々に実をつけ始めている。

しかも、夏の間は掌サイズだったものが、

今はしっかりと大きくなり、

お店の程ではないにしても、

それに近い大きさになっている。

みずみずしいナスビの収穫。

嬉しい限りだ。

 

今現在は、オクラとナスビと、

ちっちゃいピーマンが出来ているくらい。

でも、ピーマンはちっちゃいながらも、

たまに赤く熟しているものがあり楽しい。

お店だとどうしても緑色なので、

畑の赤ピーマンはテンションが上がる。

緑よりも栄養価の高い、しっかり熟した赤ピーマン。

サイズはすこし小さいが、

緑の葉の中で、

きれいな赤い色が映えてきれいなのだ。

 

そんなこんなで、

オクラ、ピーマン、ナスビ、さつま芋、

以外の畝は休眠状態。

せっかく地代を払って借りている市民農園だが、

忙しさにかまけて、空いている畝が半分ちかくある。

それを、見て見ぬふりをしているような状態なのだ。

 

しかーし。

今日たまたま行ったホームセンターで、

私は見てしまった。

忘れていたわけじゃないのだが、

まだまだだと思っていた、アレを。

畑の中で、唯一、

どこに植えるか悩んでしまう、アレを。

子供たちも収穫を楽しくできる、アレを。

 

そう。

アレの名前は、

「ジャガイモ」。

ナス系統との連作が出来ない、

どこに植えるか悩んでしまう、

ジャガイモなのだ。

 

男爵にメークインにデジマにニシユタカ。

私はホクホクが好きなので、

大体、男爵となにかもう1種類を植えている。

牛糞を入れて、黒マルチをして、

脇芽を摘んでおけば、

大体、料理に使えそうな大きいものがしっかり収穫できる

うれしい野菜。

 

でも牛糞や黒マルチをしないと、

ぐんと収穫量が減ってしまう、

手間のかけようがすぐに収穫に跳ね返ってくる

困った野菜。

そんなジャガイモの季節が、

やってきたようなのだ。

 

私のやり方を説明しますと。

まずジャガイモを半分くらいに切って、

玄関先に放置。

数日から1週間ほど放っておいて、

切り口の表面が乾燥するのを待つ。

 

それでもまだ様子を見ていると、

小さなくぼみから芽が出て大きくなり、

しっかりと芽が成長しかけたら、

畑に持って行き、黒マルチに穴をあけて植えこんでいく。

そして時々脇芽を摘んで、

しっかりと栄養の分散を抑えていく。

 

ジャガイモは大量収穫できる時ばかりではなく、

手間をかけた割には、

「こんだけ?」

と言う時もある。

それでも、まったくのゼロというのは

今まではないので、

何かしらの収穫はもたらしてくれる頼もしい野菜。

 

最近は大量収穫から遠のいているので、

今年は気合を入れて、

牛糞と黒マルチの装備をしっかりとしていきたいと思っている。

 

じつは。

今年は、たまたま、

自宅で「フライドポテト」を揚げてみたところ、

子供たちに大好評で、

「おいしーーーいーーー!」

の大合唱だったのだ。

 

あっっっという間の完食に気をよくした私が、

「今年は絶対じゃがいも大量収穫して、

いくらでも、フライドポテト、

揚げていこうじゃないかー!」

と思ったのだ。

 

その時のフライドポテトは、

新しいサラダ油を使用しただけでなく、

ジャガイモも、近くの公民館的な場所での、

おすそ分け会、でいただいた、

近隣の方が作られたのを、

いただいたもの。

 

「収穫したばかりの新鮮なジャガイモを、

新しい油で揚げると、こんなにおいしいのか」

と、実は子供たち以上に私が感動してしまい、

自分の畑でぜひともたくさん作りたいと思ったのだ。

 

いままでは、ジャガイモを大量収穫しても、

肉じゃがとか、味噌汁とか、

そのくらいしか思いつかず、

消費しきれないで、わりと人にあげていた私。

 

でもだんだん、

じゃがいもを大量収穫するためにがんばっても、

自分の家で持て余すようじゃ、どうなん?

と思ってもいた。

 

そこへきての、

今年の「フライドポテト」の奇跡だ。

テンションが上がらないはずがないのである。

ひとまず、畑にしっかりとじゃが芋を植えることだけは、

確定した秋冬の我が市民農園の畑なのだ。

 

じゃがいもの他には、定番の大根だとか、

苗からの白菜、キャベツだとか。

ブロッコリーも植えたいな、だとか。

苺の苗作りもしたいな、だとか。

豆類もいければいきたいな、だとか。

そんな感じかな。

 

でも、こうして書いているだけでも、

にやにやが止まらない。

収穫できるか分からないのに、

気分はすっかり、

「畑の収穫物だらけの夕食」

を想像している。

 

大根の葉のてんぷらに、

茹でブロッコリーに、

柔らかい白菜の煮物。

さやいんげんは卵とじもいいなあ、

などと想像しては、

まだ見ぬ収穫物を思う。

 

気が早いけれど、いいのだ。

いいのだ、ったら、いいのだ。

今年の夏はうまくいかなかった。

だから秋冬こそはと、

気分を上げていきたいのだ。

 

誰がなんと言おうと、

こんなに楽しいことは、

今、やめるわけにはいかないのである。

 

日焼けしても、

蚊に噛まれても、

水やりで汗だくになっても。

それでも、

畑にしがみついていきたいのである。

 

ビバ、農業女子!

(女子?)

ススメ、農業女子!

(女子?)

 

誰が何と言おうとも、

今年の秋冬も、

長靴履いて、やっていくのだよー。