冬菜かしこの「ジムと畑とボランティア」の日々

二人娘は小学生、アラフィフママのどたばたな毎日の記録。

【書評】最近読んだ本、10月

さて、今月の本、ご紹介。

まずは、この本。

ずばり、億を稼ぐ、というタイトルの本。

また、お金稼ぎ系ですか?

でも、それって、効果ないですよね?

というつっこみは百も承知で、

懲りずにこれ系。

ご了承ください。

 

この本で一番いいなと思ったのは、

若いころに親の影響でお金の怖さを実感したという著者の実体験から

こういう思考になったという点。

いわゆる、机上の空論的な、きれいごとで考えているだけではない、というところ。

どの分野でも思うのだが、

実体験は強い。

失敗も成功も体に刻み込まれていて、

その深みが違う、と感じる。

 

そこから繰り出される、

「社会人は、マネできる成功法則は、真似しまくろう」とか、

「チャンスはピンチの顔をしてやってくる」とか、

「1冊の読書で、月収1万円増える」とか、

「誰もやらないことを、誰もやらないくらいやり続ける」とか、

そういう金言は、正直、響く。

 

要は、お金に対する姿勢を正して、

真摯に向き合って、真剣に考えることから、

お金持ちへの道は開かれる、という気がしてくる。

全ては自分次第、ってこと。

なかなか難しい事ではあるが、

自分が動くことの大切さを考えさせられた一冊。

 

 

こちらは、打って変わって、癒しの一冊。

ずっと気になっていた、この著者の本。

ようやく、ゆっくり、じっくり、

目を通すことが出来た。

全編を通して感じるのは、

生活は、自分の心のありようを、

良くも悪くも移すものだという事。

 

つまり。

自分の心が整っていれば、

生活もきれいに整ってくれる。

逆に。

自分の心がすさんでいれば、

どんなに表面をかざっても、

居心地の悪い生活になる。

そういうこと。

 

当然と言えば当然だが、

やはり、内面が表に出るのは、

しょうがないこと。

ただ、私が思うのは、

たまには、きれいな生活じゃなくても、いいかな、

ということ。

 

逆説的だが、

自分の生活が、いっつもいっつも、

きれいにきちんと整っていないからこそ、

こういった「きれいな生活の本」

を読みたくなる。

いつもきちんきちんとしていたら、

心が疲れちゃうのですよ。

そんなお年頃。

 

たいていは、

子供とわちゃわちゃして、

主人とどーでもいいダジャレを言い合って、

掃除が行き届いていない部屋を見ながら、

「ありゃりゃ、また明日掃除機するか」

と伸ばし伸ばしにして、

ひとまず、自分の好きな読書をする。

そんなのほほん生活だな。

 

著者の方は私と同年代とは思えない、

丁寧な暮らしをしていて、

すごいなと憧れる。

お皿も洋服も考え方も洗練されていて、

すごい!

少しは近づきたいなと思いながら、

ちっとも近づけない私なので、

いやはや、なんとも、

な感じなのだが。

今のゆるゆる暮らしのスパイスとして、

たまにはこういう「丁寧に暮らす本」

というのも、いいものだなと思わせてくれる。

ありがとう、と思う一冊。

 

 

最後はこの本。

毎度毎度、本の紹介記事を書いていて、

まだ「読書術」まで読むんかーい、

と我ながら思うのだが、

仕方ないじゃないですか。

好きなんですよ、本。

 

どの分野とか関係なく、

気が向いた、興味がわいた、

それだけのために、ひたすら字面を追っていく、

その作業がとても大好き。

仕方ないよね、生まれもったもんなんでしょうな。

 

ということで、ちょっとでも読書術をブラッシュアップするべく、

この本を読んでみた。

結局は、必要な個所を読むのだ、

人に話して記憶定着させるのだ、

せっかく読んだなら内容を覚えておくのだ、

とかそういう内容。

 

なるほど。

いつも私が思っていたことが書いてある。

なるほど。

私の考えていたことが、正しいのだと書いてある。

うれしい。

なんだか、読書術の答え合わせが出来たような本だった。

そして、これからも、もっと本を読んで、

効率よく、内容を吸収して、

自分の人生を充実させたいと思った。

 

「なぜ、本を読むのか?」

と疑問を持ったら、一度読んでみることをお勧めしたい。

 

今月は、たったの3冊でした。

なぜなら、他の本は流し読み程度で、

自分の「読んだー」という領域に入って来ない本だったから。

それは本のレベル云々ではなく、

今まで読んだ本で、重複していると感じて、

読まなかったまで。

同じジャンルを読んでいると、往々にして、そういうこと、

あるんよね。

それは自分がずいぶん、そのジャンルについて、

詳しくなってきたということ。

それって、悪くない感じだね。

 

とまあ、今回はこんな感じ。

ちょっとでも参考になればうれしいな。

では、今回はこの辺で。