冬菜かしこの「ジムと畑とボランティア」の日々

二人娘は小学生、アラフィフママのどたばたな毎日の記録。

【書評】最近読んだ本、3月

さてさて。

最近読んだ本だが、こんな感じ。

まずはこの「もやもや本」。

暮らしの中のもやっとするものを、

放っておかずにすぐ対処しよう、というもの。

分かっているけどなかなかね、と思いながらも読んでみた。

 

「完璧を目指さない」

というのは、なかなか、そうだなと思う言葉だった。

ついつい、しっかりやろうと思って、

腰が重たくなるもの。

もっとフットワーク軽く、

取りかかりのハードルを下げて物事にあたってもいいのかも、

と思った。

そのためには「小さなものから」というのも重要だとか。

なるほど。

 

「もの、こと、を減らしていくと、人間関係のもやが見えてくる」

というのは面白い視点だった。

確かに、身の回りのものがすっきりすると、

人間関係を見渡す余裕が生まれてくる気もする。

「苦手な人はフェードアウト」

というのは、今の私に確かなアドバイスに思えた。

 

この著者の方の本は以前も読んだと思う。

そして今回も、なるほど、と思うものがいくつか。

 

「やるか、すぐやるか」

とは、なかなか行動が遅い私には耳が痛いもの。

それでもやはり、そうなんだなと納得した。

3秒とはいかなくても、ぐずぐずしているのは、

あまり得策ではないのかもしれないね。

 

「失敗イコール後悔、ではない」

というのも深いと感じた。

失敗とは、その方法ではだめだということを、

発見したということ。

色々な本に書いてあるが、

やはりそうなんだね。

しっかり考えて、その後は、えいやっ!と行動するのが

大切なのかもしれないね。

 

「やらない」ことを決める、

というのも逆転の発想で納得。

今の世の中、便利すぎて、楽しいことがありすぎて、

逆に困っていることも多いように思う。

限りある人生の貴重な時間を何に使うのか。

しっかり考えて時間を使っていきたい。

 

余談だが、私の最近のモットーの一つに、

「何を食べるかより、何を食べないかが、

実はとても大切である」

というのがある。

誰に聞いたわけでもないけれど、

なんとなくその言葉を時々思いだす。

どちらにせよ、意志の強さは必要だね。

 

「ベストよりベター」というのも、

そうだよね、と思った。

完璧を目指すと、行動が始めにくいもの。

 

NGワードとして、

「忙しい、疲れた、大変だ!」

は言わない方がいいそう。

そうですねよ、納得。

それが難しくもあるが、

やめようと努めることは大切だと思う。

 

この本の、続編ではない最初の本は、

実は本屋さんでちらっと立ち読みした。

四こまマンガの欄は読みやすいので、

ついつい最後まで完読。

でも、さして気にはならなかった本だった。

 

ところが、、、だっ。

今回図書館で借りて、マンガのみならず、

本編の文章もきちんと読んでみると、

今まで全く伝わらなかった深い意味が、

胸に迫ってきたのだ。

そんなこと初めてで、

うそのような気持ちだった。

 

細かいことを書くときりがないので割愛するが、

要点は以下のような感じ。

 

「今までの知人も、最初は初対面」

「人が愚痴を吐く相手は、あなたじゃなくてもいい」

「この仕事は私に必要か?と視点を逆にする」

「休み事も仕事に必要なスケジュール」

「やりたいことをやらなかった後悔もリスクのひとつ」

「悪口になるかは、自分の普段の行い次第」

「感情のコントロールはしなくていい」

「幸せになるための参考書を見つけた」

「時間をたくさん持っている」

「他人の人生にとって、自分はわき役」

「自分が優先した数は、自分を助けてくれる数ではない」

「意見は知ってもらうことに意味がある」

「人が自分のものになることはない」

 

とにかく一度じっくりと読んでみると、

目からうろこの新しい視点が、

見えてくるのではないかと思ったりしている。

読んでよかった。

 

この本は人間関係に疲れていた時に、

読みたくなって借りた。

 

まず、攻撃されるのは、「攻撃しても差し支えないくらい、弱く見えている」

からだそうだ。

なるほど、確かに強い人には向かっていかない。

あとは、「個人的に有害だと認識された場合」も攻撃されるそうだ。

いわゆる、自分の地位や立場を脅かすものを排除したいというわけだ。

 

この時に媚びてはいけない。

媚びると更に相手はつけあがり、攻撃が強くなるからだ。

では、どうするか。

まず相手は支配欲が合って攻撃するのだが、

それは裏を返せば自分に自信がないということ。

だから攻撃をかわすのに大切なのは、

「戦わないこと」

 

「ギャフン」と言わせない、のだそうだ。

そして、冷たい威圧感を出す。

相手に少しはキレてもいいけれど、

キレた後すぐには水に流さない、とのこと。

水に流すと相手は調子に乗って、

自分した悪さは大したことだと思わないからだ。

 

そうして相手のリズムを崩し、

出来るだけ言葉を交わさない、会話を減らす、沈黙する。

相手が言葉尻をとって攻撃しないように、

相手に攻撃材料になる言葉はなるだけ

与えないようにする、のが有効だそう。

 

そして「本当の私」は相手に見せないのだ。

相手に無関心になり、

こちらは「ダンディな悪人、エレガントな悪人」となり、

相手を放っておくのだ。

 

また別の方法として、

「とうてい、攻撃されなさそうな人」を真似する、のもよいそう。

「無表情、穏やか、感情の起伏がない」なども効果があるそう。

 

要は、相手をあしらって、自分はかかわらないようにすること。

少々冷たい人だと思われても、

変にからんでこないように、突き放すことが大事なのだと思う。

人間関係に煮詰まったら、読んでおいて損はない本かなと思った。

 

 

すごいタイトルなので、このブログに書くのは、

やめておこうかとも思ったが、紹介。

これまた人間関係に悩んだ時の本。

苦手な人、いやな人、そういう人と離れることが難しい。

そういう時にどうすればよいのか。

 

まず、アサーティブな対応。

これは、相手に「私は敵ではなく、中立」と思わせるということだ。

「対等な関係における自己主張」が大切だとのこと。

確かに、上下関係だと自己主張は難しいけれど、

対等なら出来そうだ。

対等なのだと相手に思わせることは、大切な気がする。

 

あと、「メタ認知」を活用するのが有効とのことだ。

これは「自己という存在を、客観的に認識する能力」のことで、

現在大きくなっている相手の存在感を小さく小さく矮小化して、

心の圧迫を取り除くというもの。

確かに、道を歩いていて、大きな犬はちょっと怖いけど、

小さな小型犬は、かわいいだけの存在。

それを自分の心の中でするとは。

目からうろこだ。

 

もうひとつ、「残虐可視化」というものもあった。

相手が不幸な目に遭ったことを想像して、ノートに書くというもの。

あくまでも、うさばらしなのだが、

書くという行為で、すっきりとするようだ。

 

長くなったが、3月に読んだ本。

こうしてみると、あまり楽しい本ではないような気が。

まあ、本は自分を助けてくれるものでもあるので、

今回はこれはこれで良しとしよう。

また楽しい本を借りる気持ちになる日がくるといいな。