冬菜かしこの「ジムと畑とボランティア」の日々

二人娘は小学生、アラフィフママのどたばたな毎日の記録。

【暮らし】ベランダの手すりをペンキ塗り

ベランダの手すりを、ペンキで塗った。

ペンキの量が足りなかったので、少々塗り残しがあるものの、

大半はしっかりと塗ってあり、日の光でピカッと、てかっていました。

 

塗っているところは光っていて、

塗られていないところはくすんだまま。

やはりきれいに塗られていると、気分も良く、

ずっと眺めてしまった。

 

家の家具にはペンキを塗ったりするが、

こうしたコンクリートの手すりを塗るのは初めてだった。

あまり「初めて」のことは得意ではないのだが、

どうしてもしなくてはならない状況になり、

仕方なくペンキを塗ったのだ。

 

「どうしても」の理由は、元のペンキがはがれてしまい、

下地のコンクリートがむきだしになり、

黒ズミ始めていたから。

最初はそれほどでもなかったペンキのはがれた個所が、

日を追うごとにどんどん増殖していって、

気が付いたら結構な面積になり、

さすがに「このままでは、朽ちてしまうかも」との焦りが出てきたのだ。

 

かといって、業者さんに外注すると、外壁は結構な高価格。

専業主婦の私には、その選択肢はない。

仕方なく自分でホームセンターに行き、

スマホの写メで取っておいたベランダの色と見比べて色味を決め、

小ぶりな塗料を購入して自前で塗ってみた次第。

 

最初はあまり気がのらず、購入してからもしばらく寝かせていたのだが、

冬が近づいて、コンクリートの地肌が大きくなり、

いよいよ追い込まれて手を付けた。

 

でも、いざやってみると思いのほか楽しくて、

塗り始めてからは結構ノリノリでやっていった。

掃除でもなんでも、

「汚れがひどいほどやりがいってある」もので、

ペンキにしてもそんなもので、

「コンクリがはがれていてひどい」ものだから、

塗っていくと劇的にきれいになっていき、

「やりましたよ感」が感じられて、本当に気分が良かった。

 

スマホで写メ撮っていったからペンキの色の選択も申し分なく、

全く同じではないものの、

元のコンクリに違和感なく溶け込むいい感じの色味。

「我ながら、色の選択は正しかった」とホクホクだった。

 

と、ここまではいいことしか書いていないが。

もちろん、完璧なものになったかと言うと、さにあらず。

やはり愚痴る箇所はある。

それは「はがれかけの塗装の膜」のこと。

 

どうやらうちのベランダの塗装には「何重にも塗装を重ねてできた、塗装の膜」

のようなものがあるのだね。

それはまるで一枚ビニールシートをはっているような。

それがはがれる前であれば、その上からペンキを塗れば、

何の問題もなく保護できるわけだ。

 

ところが私はかなり放っておいたので(築20年程の家です)、

塗装の膜が、べろっとはがれているのだ。

それがきれいにはがれるわけではなく、

うろこ状にまだらに、あちこちひっかいたように、

めくれあがってコンクリをむき出しにしているのだ。

 

本来はめくれた部分をきれいに処理して、がさがさのふちをなくして、

平らにしてからペンキを塗るのだろう。

でも早く処理したかった私は、その手間をはぶいて、

すぐにペンキを塗りたくっていった。

古いペンキがめくれあがっていようが、ふちががさがさだろうが、おかまいなしに。

なので当然、コンクリの部分はざらざら。

元のペンキがまだ残っているつるつる部分と比べると、

全くの別物の仕上がり。

 

「これは、ないな」と素人目にもダメ出しをしてしまうような仕上がり。

でもとにかく雨が降って、これ以上コンクリが痛んで、

雨がコンクリにしみ込むのを防ぎたかったので、

ひとまずはこれで「応急処置」。

あとはゆっくり「本来の処理」をしていこうと思う。

 

そういえば、ホームセンターのペンキコーナーにあった、

「これを塗れば、ペンキの持ちが違います」という文言の、

よくわからない塗料があったっけ。

もしかしたら、それが「ペンキの下地の塗料」であり、

コンクリをつるつる塗装にしてくれる優れものなのかもしれない。

なんでも、やってみないとわからないことって、あるんだなあ、と

しみじみ思った。

 

そして今回学んだこと。

ペンキがはがれ切ってしまうと、

コンクリがむき出しになってしまい、

その後処理が非常に大変だったなあと。

「手遅れになる前に、予防することが大切」

なんだよね。

 

そんなこと、分かっている。

だけれども、それが出来なくて、またに落ち込む。

そんなもんなんです、私ってやつは。

そんな自分に少々がっかりしながらも、

きれいにペンキが塗られた部分を見ながら、

まんざらでもない気分で、

「なかなかじゃんっ」と自分をほめる単純な自分の事を、

ちょっと好きだったりする。

あまり自分を美化しないで。

それでもそこまで卑下もしないで。

そこそこの自分の事を「親ばか」ならぬ「自分ばか」になりながら、

いろいろ楽しんでやっていこうと思っているのだ。