冬菜かしこの「ジムと畑とボランティア」の日々

二人娘は小学生、アラフィフママのどたばたな毎日の記録。

【ボランティア】2か月の空白期間

先日の算数のボランティア。

朝から晩まで、ほぼ一日おだやかな天気だったが、

夕方いっとき、夕立があった。

 

おそらく15分以上にわたって、雨がざあざあとふり、

結構な勢いで、ふりつづけていた。

小3の算数ボランティアの授業中だったので、

ボランティアの仲間の方々と、

「よくふるね」「帰り時間にはやんでほしいね」と、

なんとなく話をした。

 

雨が降るのに見慣れたころ、ふと目をやると、雨はやんでいた。

「やれやれ帰りは雨に降られなくて済む」と、

自転車の私は安堵して、児童のプリントの丸付けをしていた。

 

するとそのうちに、

先生と児童が急に南側の窓に集まり始めた。

ちょっとした人だかりになっているので、

「どうした?どうした?」と思っていると、

「虹が出ているよ!」との児童の声がした。

 

「えっ?虹? あれだけの雨で?」

十数人の児童と先生の集まっている中へ、

わくわくする気持ちのまま入っていくと、本当に、

窓の外には、きれいに弧を描いた虹が、

しっかりと空にかかっていた。

 

長さは通常の半分くらいで

背景は灰色の雲だったが、

赤も黄色も紫も、きれいに並んで配色されていた。

七つの色がしっかりと鮮やかに色を帯びていて、

「きれいだな」と思わず見とれる美しさだった。

 

皆でしばらく見つめた後、

得心してから、それぞれの席に戻った。

 

「きれいだったから、家に帰ったらお母さんに自慢しよう。

この虹は、算数のお勉強をがんばったご褒美だね」

 

私の口から、そんな言葉がスラスラ出てきて、

それを聞いた、少し年下のボランティア仲間の方が、

「そうだねー」と同意してくれて、

二人でなんとなくほっこりした。

そして私は算数ボランティアの授業を、

幸せだと感じていた。

 

去年までは、何気ない「算数の補習のボランティア」だった。

いつでも気軽に行くことのできる私のライフワークだった。

あまりにも当たり前すぎて、

その存在の大きさなど感じたことは

あまりなかった。

 

でも。

今は違う。

こうしてボランティアが出来ることが、

どれだけありがたい事なのか、

いやというほど分かった。

 

そう思う理由は。

6月の入院と、9月の義母の死去と、10月の実母の骨折入院と。

この半年足らずのうちに、

次から次へと、様々な災いが降りかかってきたから。

それは、もう。

どうしてここまで集中しなければならないのかと、

訳が分からなくなるほどに、

数珠つなぎで起こってきたのだ。

 

だから到底ボランティアは、かなり制限されていた。

どうしても、というもの以外は、

極力欠席させていただいていたのだ。

 

6月の入院は先のブログで書いた通り。

9月の義母の逝去は、詳細は控えさせていただくが、

本当に悲しい出来事だった。

10月の実母の骨折入院は、

実家の介護を考えさせられる出来事だった。

 

そして実家の方は、

実母が今もコルセットで自宅リハビリ中なので、

手伝いが必要なのだ。

私達、3兄弟で協力しながら実家通いをしている。

入院中の2週間は、平日はほぼ妹と二人でこなしていき、

認知症の父の介護があまりにも大変で二人とも疲弊して、

「もう無理ー!!」と何度も心が折れそうになった。

介護の詳細は、姉妹ブログ「のんびり ゆっくり 親孝行」の方に書く予定だが、

ともかく、あまりの精神的な苦痛続きで、

ブログを書く心の余裕もないほどだった。

 

母が退院してからも、今度は母の介護をしなくてはならず、

やはり3兄弟で回していかなければならなくなった。

母は骨折しているので、2か月は安静が必要だとのこと。

そんなに長い間お世話ができるのか。

不安でいっぱいだが、

とにかく目の前の事をするしかないと、思っている。

 

 

せっかくブログを書く楽しみが分かってきたところだったのに。

2か月もの空白期間を作ることになって、

とても残念に思っている。

 

それでも、私はブログを続けていこうと思っている。

いくら空白期間が空いても。

いくら上手ではない文章しか書けないとしても。

 

私は私の心のままに、「書く」と決めたのだ。

たとえ2か月の空白期間が出来たとしても、

私は書きたいのだ。

私の感じる毎日の出来事を、

私の言葉で発信していきたいのだ。

なぜなら、私はこんなにも「ブログを書く」ということが、

好きで仕方ないから。

 

「素敵なブロガー」でなくてもいい。

「人気のブロガー」でなくてもいい。

ただ心のままに

昨日より、ほんの少しでも上手に書けたのなら、

それだけで十分心が満足してくれるから。

 

楽しい時には、楽しいことを。

悲しい時には、悲しいことを。

おっちょこちょいな時には、おっちょこちょいなことを。

大して芸のない私の何気ない日常を、

「自分に正直に」綴っていきたい。

 

一年に一回でも、

自分の納得のできるブログが書けたなら、

私のブログ生活は、及第点だと思うので。

 

これからも、急に空白期間ができるかもしれない。

でも今のところ、いくら長い空白ができても、

ブログをやめる気持ちはない。

ブログが好きでいる以上、

私は書き続けていこうと思っているのだ。

 

 

先日の算数ボランティアの時の、夕立の後のきれいな虹のように、

人生には思いがけず、素敵なことが起こるのだろう。

ならば。

困難な出来事でさえも、それが人生だと、

腹をくくっていこうと思っている。

 

いいことばかりじゃない。

でも。

いやなことばかりじゃない。

 

そのことがわかっているのなら、

まだまだ歩いて行けそうな気がするのだ。

 

「人生は楽しんだもの勝ち!」

そのことをいつも忘れないようにしたいと思っている。