冬菜かしこの「ジムと畑とボランティア」の日々

二人娘は小学生、アラフィフママのどたばたな毎日の記録。

【畑】じゃがいも、出遅れました

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さて、家庭菜園の話。

 

先日、新聞のチラシを見て、がっかりした。

ホームセンターのチラシに「春の葉物野菜の苗」が載っていたのだが。

キャベツやブロッコリー、レタスなど、定番の苗たちだが。

「なるほど、ぼちぼち、キャベツとか植えようかな」

と微笑ましく眺めていたのだが。

ふと、気が付いたことがある。

 

「じゃがいもの種いもが、載っていない」

 

少し前に、確かに、新聞のホームセンターのチラシに載っていたのに。

「そろそろ、じゃがいも、植えよっかなあ」

という気持ちでいたのに。

A店、B店、C店、D店、どれもチラシが出そろっていて、

春の葉物野菜苗を宣伝しているのに、

表を見ても、裏を見ても、隅から隅までじっくり見ても、

どこにも、じゃがいもの文字はない。

 

どうやら、出遅れたよう。

そういえば、少し前のチラシに「じゃがいもの種いも、まだあります」

的なことが書いてあったように記憶している。

「まだあります」ってことは、もう終盤にさしかかっていたと考えられる。

そうか。あの時点ですでに終盤なら、今はもうなくて当たり前。

出遅れた。痛恨のミス。痛いミスだ。

 

私、こういう凡ミス、たまにやるのだ。

毎回「もう、凡ミスはしないっ!」と決意するのだが。

今回、またも、やってしまったよう。

 

今までさんざん「出遅れた」を経験したので、

さすがに学習していて、

最近は、さつま芋も玉ねぎ苗も、ちゃんと時期を見て購入して、

なんなら玉ねぎ苗なんて、数週間前から予約までして、

しっかり確保していたのに。

それなのに。がっくり。

 

「野菜苗は完売したら、来年まで、もう出回りません」

とホームセンターの方に言われたことがある。

 

野菜って、植物って、生き物なんだよね。

ちょっと出遅れたから、ちゃちゃっと、今から用意してよ、

っていうのが、きかないのだよね。

一週間後に入荷となりまーす、とか、いかないのだよね。

 

いまさらホームセンターの方にお願いしたところで、

「時期が終わりました」のお返事は目に見えている。

今まで、さつま芋も玉ねぎ苗も、

何度も「終わりました宣言」をされているから。

よく分かっている。

今回は、もうあきらめるしかないのだ。

 

家庭菜園をしていると、こういう「手遅れ」ということが良くある。

今回のじゃがいもの種いもが出遅れたこともそうだが、

ほかにも、ある。

ほうれんそうの間引きの時期が遅れて、成長が良くなかったとか。

とうもろこしの収穫が遅れて虫に食べられたとか。

完熟しているの見落として、スイカが腐ったりだとか。

本当によくある。

よくありすぎて、わりと、あきらめることを覚えたよ。

 

令和の時代に、「お金で買えるもの」はたくさんある、と思う。

大抵のものは、お金で交換できる。

でも、こんな時代でも、自然を相手にしているものは、

「時期を逃せば、お金を出しても買えないのだ」と、

そういうことを気づかせてくれる。

 

結局、さんざん便利なことに慣れても、

自然には通用しないということなのだよね。

そんな当たり前のことを、ごくごく当たり前に教えてくれて、

「人って万能ではないよ」と自覚させてくれることが、

とてもありがたい事のように思う。

「自分じゃどうにもならないもの」があるからこそ、

真摯に家庭菜園していこうと思える。

家庭菜園、やっぱ、いいなあ!

 

「今年の春じゃがは無理だったので、次は秋じゃがだ!」

と鼻息荒く、今から気合を入れている私なのだ。

 

とりあえず、キャベツ苗は、すぐに買いに行こうっと!