こんにちは、冬菜かしこです。
今日は朝から大粒の雪が降り、積もるかと思いきや、雨に変わり、
一日中降っていて、とっても寒かったです。
しばらく前に収穫していた大根と白菜ですが、
なんだかんだで、冷蔵庫に鎮座したままとなっていました。
大根の白い部分はなんとか消費したものの、
大根の葉の部分はだんだん黄色く変色していって、
みずみずしさも失われていって、
これはもうどう見ても「見切り品」としても無理、という状態になったので、
大変遺憾でしたが、庭の緑色のコンポストに入れ、
たい肥として「第二の人生」を送ってもらうこととしました。
要するに、やむなく「廃棄処分」となってしまったのです。
どうしてこうなったのかと言うと、存在を忘れていたからではなく、
「調理しにくかったから」なのです。
大根の葉は、今シーズンは大活躍した方なのです。
「大根の葉のてんぷら」、「大根の葉の餃子」、「大根の葉のごま油炒め」と、
ずいぶん頑張っていた方です。
私だけでなく主人の方も、大根の葉の調理方法を検索して印刷しては、
私に提案したり、時には自分でも作ったりしてくれたのです。
しかし。
大根の葉は、量が多い。
食べても食べても、まだまだある。
大根の白い部分は、おでんだの、生のまま味ぽんで食べたりだの、
味噌汁だの、大根おろしだの、なんだかんだで大量消費しやすいのです。
でも、大根の葉はそうはいかない。
そもそも、大根の葉はレパートリーが少ないのです。
その少ないレパートリーを繰り返しても、どうやったって限度があるのです。
私だって、好きで廃棄したわけじゃないんです。
一体、誰に向かって言い訳しているのか、分からなくなってきましたが、
要するに、努力したけど出来なかったということなのです。
そして、大根の葉を廃棄した時、冷蔵庫の中にあった、
ひときわ存在感のある収穫野菜、「白菜」。
「絶対こっちは食べてやるんだ!」と鼻息荒く、
白菜の入った白いナイロン袋を開けたのですが、
私の鼻を直撃したのはどうしようもない「やめておいた方がいい臭い」でした。
見た目は普通で、中の方は頑張れば食べられるんじゃないかと思っていたのですが、
臭いは大変、残念な結果でした。
少々の葉の痛みなら、その部分を切り取ることも出来ますし、
少々の葉についた虫なら、熱湯で湯がいて、虫と一緒に湯を捨てて、
湯豆腐にでもして食べることもできますが、
全体からただよう、あきらかに「おいしくはないであろう臭い」がある以上、
ここは撤退するのが正解だと判断しました。
ものすごく「もったいないこと」をしているのは百も承知で、
ここは涙をのんで「庭のコンポストでたい肥コース」を選択しようと思います。
どうしてこんな風になったしまったのか、
少々の虫ならがんがん洗って食べるのじゃなかったのか、
何度も自問自答してみました。
でも結局は「少々の虫」じゃなかったのですよね。
味噌汁に入れても、湯豆腐にしても、
洗っても洗っても、ゆがいてもゆがいても、
鍋の中に浮かぶ小さい小さい虫たちの群れ。
何度かは、それでも食べていったのです。
家族は何も知らないので、おいしそうに食べてくれましたし。
ただし、私は全て見ているのです。
白菜の葉についた無数の虫の群れ、
ゆがいた湯の中に浮かぶ虫の群れを。
味噌汁を食べようとしてお椀を口に持って行くと、
思わず汁の中を確認して、いくらかの虫の群れを目ざとく見つけてしまうのです。
何回か、試して、食べてはみたものの、次第に収穫した白菜から遠ざかり、
そして冷蔵庫に鎮座することになりました。
スーパーで1/6玉の白菜を躊躇して買っていたのも最初だけ。
そのうち普通に買うようになっていきました。
冷蔵庫に収穫した白菜があるのに。
野菜室のほとんどのスペースを使って鎮座しているというのに。
本当に、我ながら、とほほ、です。
とはいえ、考えてみれば夏野菜も、こんなことはあった気がします。
特にナスビなんかはすぐ大きくなり固くなるので、
収穫してみて固かったら、そのままポンと畑に放っていました。
収穫時期を逃したカボチャやスイカも、半分腐ったようになったものを、
茎から切ってポンと捨てていました。
アワノメイガに巣くわれたとうもろこしは、湯がく気になれず、
そのまま放っていましたね。
考えてみれば、色々ともったいないことをしている私です。
初めての白菜の収穫で、あまりにもうれしくて大事に思いすぎていましたが、
私の家庭菜園の目的は、「楽しむこと」だったのです。
だからあまり深く考えないで、ぼちぼちやっていこうと思います。
もちろん来年は、植える時期が遅れないようにして、
虫があまりつかない時期に白菜を植えようと思っています。
そうして出来るだけ、廃棄しない方向を目指していくつもりです。
完璧を目指して、何かがとん挫した時に、「もう全部だめだ」と
あきらめてしまわないように、
少しぐらいのへなちょこ具合は、まあまあアリにしていこうと思います。
どんなにかっこつけても、所詮、私は私なのですから。
このまんまで、細く長く、やっていこうと思います。
明日も楽しい一日になりますように☆