冬菜かしこの「ジムと畑とボランティア」の日々

二人娘は小学生、アラフィフママのどたばたな毎日の記録。

サヨナラ白菜

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こんにちは、冬菜かしこです。

今日は朝から大粒の雪が降り、積もるかと思いきや、雨に変わり、

一日中降っていて、とっても寒かったです。

 

しばらく前に収穫していた大根と白菜ですが、

なんだかんだで、冷蔵庫に鎮座したままとなっていました。

大根の白い部分はなんとか消費したものの、

大根の葉の部分はだんだん黄色く変色していって、

みずみずしさも失われていって、

これはもうどう見ても「見切り品」としても無理、という状態になったので、

大変遺憾でしたが、庭の緑色のコンポストに入れ、

たい肥として「第二の人生」を送ってもらうこととしました。

要するに、やむなく「廃棄処分」となってしまったのです。

 

どうしてこうなったのかと言うと、存在を忘れていたからではなく、

「調理しにくかったから」なのです。

大根の葉は、今シーズンは大活躍した方なのです。

「大根の葉のてんぷら」、「大根の葉の餃子」、「大根の葉のごま油炒め」と、

ずいぶん頑張っていた方です。

私だけでなく主人の方も、大根の葉の調理方法を検索して印刷しては、

私に提案したり、時には自分でも作ったりしてくれたのです。

 

しかし。

大根の葉は、量が多い。

食べても食べても、まだまだある。

大根の白い部分は、おでんだの、生のまま味ぽんで食べたりだの、

味噌汁だの、大根おろしだの、なんだかんだで大量消費しやすいのです。

でも、大根の葉はそうはいかない。

そもそも、大根の葉はレパートリーが少ないのです。

その少ないレパートリーを繰り返しても、どうやったって限度があるのです。

私だって、好きで廃棄したわけじゃないんです。

 

一体、誰に向かって言い訳しているのか、分からなくなってきましたが、

要するに、努力したけど出来なかったということなのです。

 

そして、大根の葉を廃棄した時、冷蔵庫の中にあった、

ひときわ存在感のある収穫野菜、「白菜」。

「絶対こっちは食べてやるんだ!」と鼻息荒く、

白菜の入った白いナイロン袋を開けたのですが、

私の鼻を直撃したのはどうしようもない「やめておいた方がいい臭い」でした。

見た目は普通で、中の方は頑張れば食べられるんじゃないかと思っていたのですが、

臭いは大変、残念な結果でした。

 

少々の葉の痛みなら、その部分を切り取ることも出来ますし、

少々の葉についた虫なら、熱湯で湯がいて、虫と一緒に湯を捨てて、

湯豆腐にでもして食べることもできますが、

全体からただよう、あきらかに「おいしくはないであろう臭い」がある以上、

ここは撤退するのが正解だと判断しました。

ものすごく「もったいないこと」をしているのは百も承知で、

ここは涙をのんで「庭のコンポストでたい肥コース」を選択しようと思います。

 

どうしてこんな風になったしまったのか、

少々の虫ならがんがん洗って食べるのじゃなかったのか、

何度も自問自答してみました。

でも結局は「少々の虫」じゃなかったのですよね。

味噌汁に入れても、湯豆腐にしても、

洗っても洗っても、ゆがいてもゆがいても、

鍋の中に浮かぶ小さい小さい虫たちの群れ。

何度かは、それでも食べていったのです。

家族は何も知らないので、おいしそうに食べてくれましたし。

 

ただし、私は全て見ているのです。

白菜の葉についた無数の虫の群れ、

ゆがいた湯の中に浮かぶ虫の群れを。

味噌汁を食べようとしてお椀を口に持って行くと、

思わず汁の中を確認して、いくらかの虫の群れを目ざとく見つけてしまうのです。

何回か、試して、食べてはみたものの、次第に収穫した白菜から遠ざかり、

そして冷蔵庫に鎮座することになりました。

 

スーパーで1/6玉の白菜を躊躇して買っていたのも最初だけ。

そのうち普通に買うようになっていきました。

冷蔵庫に収穫した白菜があるのに。

野菜室のほとんどのスペースを使って鎮座しているというのに。

本当に、我ながら、とほほ、です。

 

とはいえ、考えてみれば夏野菜も、こんなことはあった気がします。

特にナスビなんかはすぐ大きくなり固くなるので、

収穫してみて固かったら、そのままポンと畑に放っていました。

収穫時期を逃したカボチャやスイカも、半分腐ったようになったものを、

茎から切ってポンと捨てていました。

アワノメイガに巣くわれたとうもろこしは、湯がく気になれず、

そのまま放っていましたね。

考えてみれば、色々ともったいないことをしている私です。

 

初めての白菜の収穫で、あまりにもうれしくて大事に思いすぎていましたが、

私の家庭菜園の目的は、「楽しむこと」だったのです。

だからあまり深く考えないで、ぼちぼちやっていこうと思います。

 

もちろん来年は、植える時期が遅れないようにして、

虫があまりつかない時期に白菜を植えようと思っています。

そうして出来るだけ、廃棄しない方向を目指していくつもりです。

 

完璧を目指して、何かがとん挫した時に、「もう全部だめだ」と

あきらめてしまわないように、

少しぐらいのへなちょこ具合は、まあまあアリにしていこうと思います。

どんなにかっこつけても、所詮、私は私なのですから。

このまんまで、細く長く、やっていこうと思います。

 

明日も楽しい一日になりますように☆