冬菜かしこの「ジムと畑とボランティア」の日々

二人娘は小学生、アラフィフママのどたばたな毎日の記録。

【ボランティア】生け花はじめ

 

先日、今年はじめての小学校生け花ボランティアに行ってきた。

ピンクのバラがとてもかわいらしく、白い菊系の小花もきれいで、

生けていると春を感じさせてくれた。

パステルの春色のかわいいお花が好きな私は、

こんな感じがとても好き。

もっと奥深い、わび錆を感じさせるお花が好きな方が、

格好がいいのかもしれないが、

やはり分かりやすいお花が好きなのだ。

春という季節に良く似合う生け花。

後方の葉がアクセントだな。

 

こちらもかわいらしい「ザ・春!」といった生け花。

パステルピンクのガーベラに、鮮やかな真っ黄色の菜の花、

薄黄色のスターチス

枝物は梅を使った。

これでもかと春を思わせるものを持ってきた。

それでもごちゃつかないのは、どれもが、

淡い色調で統一されているからだろう。

 

最初は足もとのあしらいのお花は、

赤い実の万両を持ってこようとしていたのだが、

師範の方から、アドバイスを頂き、

黄色の菜の花をもってきた。

確かに、赤だときつい感じになるので、

こういう淡い組み合わせは素敵だと思った。

自己主張やアクセントも大事だけれど、

協調してひとつの鉢をつくる、

というのも大切かなと思った。

 

余ったお花はいつものように、いただいて帰った。

いただいたガーベラ、菜の花、カーネーション、ストック。

自宅の庭のバラと赤目の葉。

どれも春らしい明るい色で、

玄関にも春がやってきたような華やかさ。

こんなに明るいお花ばかりなのも、珍しい。

たまにはいいものだね。

 

この日の生け花では、師範の方から小さなお菓子をいただいた。

ラムレーズンのチロルチョコを5個、

地元の農園のお土産の苺ラスク。

掌にのるほどの小さなお菓子のつつみだったが、

私とボランティア仲間の女性二人の心は、

ほっこりと温かくなった。

 

生け花を教えていただいて、

お菓子までいただいて、

楽しいお喋りも少々。

こんなに楽しい時間を過ごすことが出来て、

とてもうれしい。

 

本当に、人生とは人と人との交流なのだなあ、などと、

新年早々思った次第。

目には見えない大切なものを積み上げていって、

毎日が素晴らしく彩られていくのだな、などと、

がらにもなく、しみじみとしたりした。

 

今年はどんなお花を生けようか。

去年よりは納得のいく生け方ができるようになるのだろうか。

上手下手ではない、早い遅いではない、

自分自身の中で、納得できるかどうか。

それが大切なように思うのだ。

あせらず、じっくりと。

お花と向き合っていきたいと思う。

人生を彩る生け花を、今年もひとつずつ。