冬菜かしこの「ジムと畑とボランティア」の日々

二人娘は小学生、アラフィフママのどたばたな毎日の記録。

【ボランティア】今年度初の生け花

先日、久しぶりに、小学校の生け花ボランティアに行ってきた。

前回はお花の師範の方の都合で、急遽なしになったので、

今年度初の生け花ボランティアとなった。

 

春になったので、師範の方の用意されたお花も、

色とりどりで、どれもこれも華やかな色をしていた。

濃いピンクのしゃくやく、濃紫のあやめ、

白や薄ピンクや濃紅や薄紫のスイートピー

薄いピンクや濃いピンクのカーネーション、紫のクレマチス

白や黄やピンクのキンギョソウ、白いカラー、カスミソウ、などなど。

やはり春は花の季節なのだなあと、

思わずにはいられなかった。

 

 

生け花の師範の方が「これをどうぞ」と言われたのが、このあやめ。

根元を真っ直ぐにそろえる生け方をした。

半年ほど生け花教室に通った経験がある私だが、

この生け方は難しく、とても苦手なのだ。

師範の方もそれをよくご存じなのだが、

恐らく練習の為、課題として出していただいたのだと思う。

 

私が迷っていると、適切な指示をくださって、

「もう少し短く切って」とか、

「もう少し左に振って」とか、

ご指導してくださった。

最後は仕上げの葉の生け方として、

指の腹で曲線に曲げて生けてくださった。

ただ一種類のあやめの花を、

それだけで見ごたえのあるものにする生け方に、

余分なものをそぎ落とす、生け花の粋のようなものを感じた。

そして、今咲いている花と、これから咲く花を計算して、

それぞれの位置に花を配置していく。

生け花は、やはり奥が深いと思った。

 

 

これはクレマチスを生けたくて、短く切って真ん中に入れた。

紫には白がいいと思い、白いキンギョソウを添えたのだが、

後で見ると、ボリュームが逆転していて、

なんだかひっくり帰りそうな感じになってしまった。

前からだけでなく、斜めや横からも見て、

花の薄さや存在感の大きさなど、

見誤らないようにしないといけないなと思った。

 

周りには白やピンクのスイートピーをあしらって、

やわらかく仕上げた。

その中に一輪だけ、紅のスイートピーをさしている。

これは私の遊び心で、フォーカスポイントを作ってみた。

引き締め効果が出ればと思ったのだが、

さして効果は実感できず、

でも私としては面白いと思っている。

 

 

余ったお花をいただいたので、玄関に生けた。

自宅の庭の花もいいですが、いつも同じ花なので、

こうして自分の知らないお花を生けると、

とても楽しい気分になる。

次女のくれたキバナコスモスを入れた。

 

 

お花がたくさんだったので、もう一つの花瓶にも生けた。

ピンクのバラは庭のものだが、

後は全ていただいたもの。

いろいろ、ごちゃまぜにした感はあるが、

自宅なので、まあいいかな、と思っている。

3、4日ほど飾ったのち、元気のいい花を選んで、

実家に帰省する際に持って行ってあげようと思う。

お花が好きな母が喜ぶので、いつもそうしているのだ。

 

自分だけでなく、周りの人も幸せにしてくれるお花、

そして生け花ボランティア。

今年度もしっかりとお役に立てるように、努力していこうと思う。

そして生け花のセンスが、少しでも磨かれたらいいなと思っている。