こんにちは、冬菜かしこです。
今日は青空の見えるあたたかな一日でした。
新年二日目は、私の実家に帰省しました。
自宅から車で一時間程の、隣の市にあるごく普通の住宅地の住宅です。
うちの実家は、老化が始まった父と、
最近ぎっくり腰で体調があまり良くない母の二人暮らしです。
一か月半前からぎっくり腰になり買い物ができない母の代わりに、
ほぼ毎日、隣町に住む妹が実家に通ってくれています。
おかげさまで両親はなんとか二人で暮らせていて、本当に妹に感謝しています。
母からの希望で、お正月は私の家族4人で訪問することになりました。
あまり動けない母は「美容院にも行けなかった」と、
ボサボサの白髪を気にしていましたが、
二人娘はそんなこと微塵も気にせず、母になついていました。
うちは普段から、人生ゲームやオセロ、トランプなどをして遊んでいて、
今日も母と私達との5人でトランプをして遊びました。
トランプならば母も参加できるので、楽しく過ごしました。
そのうちに母が、老人ホームに入居した主人の両親の近況について尋ねてきたので、
私の思いを伝えました。
「義理の両親は肌つやは良いものの、やはりさみしいとは思う。
だから、娘たちの写真や手紙を送ってあげて、
時々、こちらの事を教えてあげようと思っている」
すると母から、意外な答えが返ってきました。
「そんなに、こちらのことを色々教えてあげたりしなくていいと思うよ。
あちらのご両親は、今は老人ホームに住んでいて、
その職員さんと生活しているのだから。
あなたが自分の家族のことを教えてあげたとしても、
あちらのご両親にとっては、
ホームの職員さんと仲良くすることの方が大切なことなのよ。
だって毎日一緒にいるのだから。」
目からうろこが落ちました。
私は自分からの視点しか、考えていなかったのです。
義理の両親の日常にまでは、気づいてあげられていませんでした。
「遠くの親戚より、近くの他人」という言葉もあります。
指摘されてはじめて、毎日一緒にいる人との関係性の方が大切だと気付きました。
さすがは義理両親と同年代の実家の母、よく分かっていらっしゃる。
実家の母がいてくれて、こうして助言してもらえることが、
本当にありがたかったです。
義理両親の老人ホーム入居も、実父の認知症も、実母のぎっくり腰も、
色々考えることが多く、大変だと思うことも多いです。
ですが、これは自分に新たな気づきをくれる機会なのだと思います。
この状況を、自分を成長させるための大きな課題だと受け止め、
前向きに捉えていこうと思います。
逆境も、自分のためのばねにする。
『転んでも、ただでは起きない』
最近の私の好きな言葉です。
明日も素敵な一日になりますように☆