冬菜かしこの「ジムと畑とボランティア」の日々

二人娘は小学生、アラフィフママのどたばたな毎日の記録。

【ジム】苦手な人がいて、行きたくない時の対処法

ジムに通っていると、

苦手な人が出来たりする。

 

「この人、なんだか苦手だなー。

相手も私を苦手だと思っていそうだなー。

なんだかジムに行きづらいなー」

なんて思ったりするのだ。

 

それは最初からそうではなく、

だんだんにそうなっていくもの。

 

最初ジムに通い始めの頃は、

ジムの生活のなにもかもが物珍しく、

自分も周囲も「お客さん状態」でふわふわと通っているのだ。

 

でもだんだん慣れてくると、

ジム内の人達同士が、お互いにずれが出てきて、

「あれ?なんか、ちょっとひっかかるな」

と、ぎくしゃくしてきたりというふうになる。

 

例えば、更衣室で普通に着替えているだけなのに、

「そこのロッカー、いつもは私が使っているのに」

と常連さんがなにげに、態度で「常連マウント」をとってきたり。

 

プールで普通に初心者用でゆーっくり泳いでいるだけなのに、

「速く泳ぐ人はあっちにいってほしい」

というリアクションをとられたり。

 

「あれ?私が悪い?でも、、、。」

どれもが大したことのない、ささいなこと。

でも、何回も積み重なるとしんどいこと。

それはまるで、深爪した時のように、

大げさにはしないけど、地味に辛いこと。

 

特に朝イチから来ている常連さんには、

「ここが私の居場所」

という縄張り意識を持っている方も少なくない。

だから、そういう人が多いジムでは、

それに負けない心構えが必要なのだ。

「いちいちそんなこと気にしてられっか!」

との強い気持ちが大切なのだ。

 

本来、気を使うべきは、

人間関係ではなく、

いかに爽快に体を鍛えていくか、

というジムの活動内容のはず。

いちいち気にせず、ジム活動に力を使うべき。

 

とはいえ。

「どうしても、ジムの人間関係しんどいのよー」

という時があるのもまた事実。

では、そういう時は、どうすればよいのだろうか?

 

まず、心得てほしいのは、

「相手は変わらない」ということ。

ジム常連の高齢の方々の多くは、

はっきり言えば、いろいろと持て余しているのだ。

 

時間。

お金。

暇。

刺激。

 

あらゆるものを持て余して、

「人生の暇つぶし」にきている気分の人も、

決して少なくないのである。

その証拠に、

「ここ(ジム)に来ることが、仕事なのよー」

と言う人が、本当に多くいらっしゃる。

本当に、それはもう、本当に。

なんなら、過半数以上は、そうなんじゃないかぐらいにいらっしゃる。

そういう場所なのだ。

 

そして自分の周囲を見回して、

気になることをおしゃべりしてしている。

それが、ささいなことだったとしても、

たいそうな事のように、

大騒ぎしている人もいる。

「そんなこと、気にするの?」

くらいの小さなことを、

ものすごく大事件のように語っていらっしゃる。

 

本人はぬるま湯のような生活をしているので、

それが些細な事でも、気になって仕方がないのだ。

普段、会社で上司に怒られることも、

親や先生に叱られることもない、

平々凡々な日常生活。

あまりにも平和すぎるのだ。

 

それがゆえに、ジムの中の小さなことが、

いちいち気になってしまう。

大したことでなくても、

「ジム初心者のあの態度、気に入らんっ!」

となってしまうのだ。

 

毎日忙しくお仕事をしている人なら話は違ってくる。

「いちいち、ジム内の人間関係なんて、かまってられんわっ!」

となるだろう。

初心者がまごまごしていても、ちょっと失敗しても、

そのまま放っておいてくれるだろう。

そういうものなのだ。

 

さてさて、それでは。

一旦「あのジム初心者の態度、きにくわんっ!」と思われて、

執拗にとげのある態度をとられた場合、

こちらはどのように対処したらよいのだろうか?

 

それには、3つのコツがあり、それぞれに段階があるのだ。

それでは順番に説明していく。

 

その1、ジムのレッスンの時間をずらす

 

ジムには、スタジオ、プール、マシンなど、いろいろな場所がある。

大体みんな、決まった時間に利用することが多い。

おそらく自分自身も決まった時間に通って、

決まったメニューをこなして、

毎日のルーティーンにしているのだろう。

その方が体も慣れてくるし、何よりストレスがないのだと思う。

 

しかし、苦手な人が、まるでのどにひっかかった魚の小骨のように、

毎度毎度自分を小さくもしつこく傷つけるようならば、

ここはひとまず、撤退した方がいい。

一週間でも、二週間でも、ひと月でも。

苦手な人の視界に入らないようにするのだ。

 

なぜなら毎日会うことで、相手もこちらを「攻撃」することが

ルーティーン化してしまっていて、

なかなか沈静化しないから。

要するに相手にクールダウンしてもらうのだ。

「攻撃しない期間」を設けることで、

「攻撃しない、というのがルーティーン」と言う形にしていくのだ。

 

相手は、私でなくてもいい。

要するに、日ごろの不平不満を、誰でもいいからぶつけたいだけ。

でも、ぶつけられた方は、たまったものではない。

どうか、さっさと逃げてしまおう。

 

その2、ひと月くらい休会する

 

私は小学生の娘が二人いるので、夏休みとかは自然と、

40日間ジムをお休みしたりする。

 

ジムは年払い料金だったので、私は休会と言う形ではなく、

ただ長期欠席を続けただけだが、

月払いの人は、ひと月ぐらい休会してもいいと思う。

千円くらいの休会費用は必要だが、

ジムを辞めてしまう時間と労力と月謝を考えたら、

休会することは、選択肢に入れてもいいのではないかと思う。

 

もちろん、休会しなくていいなら、それにこしたことはない。

でも、リフレッシュとかストレス解消とか、楽しく体力づくりとか、

そういう意味もあるだろうと思うので、

あまり精神的に無理はしないでいいのではないかと思う。

 

私の場合。

夏休み明けの9月からジムを再開すると、

大抵、夏休み前につんけんしていた人が、

私以外の誰かの愚痴やら悪口やらを言っていた。

 

「ああ、この人は、私に文句があるわけじゃないのだな。

誰でもいいから、自分の日頃の不満のはけ口になる人を

探しているのだな」

と思った。

本当はその人が改心して、悪口を辞めてくれたらいいのだが、

人ってなかなか変わらない。

だから、一旦「クールダウン期間をもつ」

と言うのは、大事なように思う。

 

その3、仲間を増やす

 

私は基本、一人でジムに通っている。

ジム内でも、極力、

年配者グループには所属しないように気を付けている。

一旦どこかに所属すると、

そこと仲が悪いグループににらまれるから。

誰かに「おはよう」と挨拶をされたら、

「おはようございます」と普通に挨拶を返す。

でも、言われなければ、なんにも言わない。

 

かと言って、冷たい態度ではなく、気持ちの中では、

「みなさん、おはようございます、今日も頑張りましょう」

と周囲の人に言っている。

あくまで、心の中で、だが。

 

ちょこ、ちょこ、休憩時間とかにお話をしたり、

プチお菓子をもらったりすることはあっても、

基本的には、この3年間は、一人ジムを貫いていた。

 

でも、ジム以外のことで、心にしんどさを抱えていた時に、

ふと、実家の母に雰囲気の似ている

「唯一、ちょっとおしゃべりできるおばちゃん」

にひとこと愚痴をもらして、それがなんどか続いて、

気が付いたら、距離が縮まっていた、ということがあった。

 

私の希望した形ではないけれど、

とてもあっさりとした人なので妙に親しくなることもなく、

以前と同じ距離間くらいでお話できている。

 

すると。

不思議なことに周囲の人の反応が変わってきた。

今まで一匹狼的だった私が、「○○さん(おばちゃん)と仲がいい」

となって、私に冷たくすると、○○さんも敵に回すことになる、

とでも思ったかのような反応。

これはとても面白い現象だった。

 

なるほど。

人って、自分たちが群れると強くなったと勘違いして攻撃するけど。

相手が群れると、自分たちが攻撃されたら怖いから、ひるむんだな。

そんな風に感じた。

本当にそうなのかは、相手に聞いてみないことには分からない。

でも、私にはやけにはっきり、そう見えたのだ。

だから今はもう、変な絡まれ方はなくなった。

人って現金なものだよね。

 

わざわざ仲間を作ろうとしなくてもいい。

あくまでも、

「私にだって、仲間らしき人、いますけど?」

というくらいのゆるーい感じの知り合いを

作ったらいいのではないかと思う。

 

今のところ、私が思う3つの対処法を書いてみた。

他にもいろいろあると思う。

自分で考えたものがあれば、試してみるといいのではないかと思う。

 

でも、結局のところ。

色々言われるのは最初のうちだけ。

半年とか一年とか経つと、次第に言われなくなる。

「石の上にも三年」と言うが、私の場合、

確かに三年半経った今は、以前のようにごちゃごちゃと、

小さなことを注意してくる人はほぼいなくなった。

そんなもの。

 

あと、これはジムならではなのだが、

10年選手の高齢の常連さんがいても、

気にしないでいいと思う。

なぜなら、10年選手のその人はずっと続けているけど、

その周りの人もずっとジム通いをするかというと、

必ずしもそうではないから。

ジムが大好きな人はずっと続けるけど、

その人の「お友達」は意外と短期間で辞めたりするのだ。

やっぱり、好きでないと続かないから。

 

だから年単位で見ると、メンバーがわりと変わっている。

「ずっと、一緒」だと思うとしんどいけど、

「そのうち、メンバーチェンジ」と思うと、

割と気楽になれたりする。

今の状況が永遠だと考えない方がいいよね。

 

以前ドラマのタイトルで、

逃げるは恥だが役に立つ」というのがあったが、

まさにその通りだと思う。

あんまり思い詰めずに、

ジム生活を楽しんでいきたいね。