冬菜かしこの「ジムと畑とボランティア」の日々

二人娘は小学生、アラフィフママのどたばたな毎日の記録。

【エッセイ】6月の入院(その1)

さて、約1か月ぶりのブログ。

まだまだ、「ブログ復帰は早い」と思っていたのだが、

駆け出しのブログが長期で休むのもどうかと思い、

ちょっと早いですが、再開しようと思う。

 

まず、皆さまにお伝えせねばならないのは、

「6月の最初にけがをして、それが長引いて療養していたため、

ブログを休んでしまいました。」

ということ。

では、詳細を説明。

 

6月最初の頃、夜パソコンでユーチューブをみてくつろいでいたところ、

蚊がぶんぶんと飛んでいた。

パチン、パチンと退治していたところ、

斜めに腰かけていた椅子から身を乗り出して蚊をパチンとしようとして、

空振りになり、両手が宙を切り、態勢をくずして、

そのまま方から床へドスンと右肩から落ち、ものすごい激痛が走った。

 

尋常ではない痛みであったことと、右肩が方から上には上がらないこととで、

翌朝すぐに近くの整形外科へ行った。

レントゲンの結果、骨折はなかったものの、

どうやっても右肩が上がらないし、痛みもあるので、

大事をとってスポーツジムは休む事にした。

 

けがをしているのでジムを休み、それで自由時間が出来てしまった。

二人娘は小学校へ、主人は会社へ行き、

家族が帰宅するまでの間、時間を持て余していた。

丁度、長女が自分の部屋の不要な教科書類を廊下に出していたので、

やめとけばいいのに、「片付けスイッチ」が入ってしまい、

長女の教科書を皮切りに、ために貯めていた二人娘の過去の

教科書、ノート、テスト類を整理し始めた。

 

右肩が動きづらいので、ほぼ左手でやっていく。

教科書類をひもで縛り、押し入れの天袋に入れ、

廃棄の教科書類は階下の物置に入れていった。

さすがに左手が疲れたので、数日で辞めたが、

「ちょっと左手使い過ぎ」と思った。

 

その数日後、長女が突き指をして帰宅した。

翌朝、すぐに整形外科で受診し、

学校に行ける、とのことで小学校に向かった。

車を運転しない私は、娘のランドセルを自転車のかごに入れ、

自転車を押して、娘は歩いて登校した。

歩き始めてすぐに「腰が痛い」と思ったが、

もうすでに歩き始めていたので、30分ほど歩いていった。

 

体のだるさを感じたのはその2日後のこと。

大型ショッピングモールでの歩き中、

どうもこうも体がだるくて歩けなくなった。

それでも「大丈夫だろう」と考えて、

そのまま放っておいた。

 

でも次第に腰の痛みは続き、

月曜日に近くの整形外科で受診した。

レントゲンの結果「骨折していない」とのこと。

ひとまず、痛み止めの注射をし、

翌日も受診して、電気治療をしていただいた。

 

しかし一向に良くならないばかりか、

痛みはひどくなるばかり。

だんだん、腰をかがめることもできなくなり、

しまいには、トイレに行ってしゃがむたびに

腰に激痛が走るようになった。

 

「これは、まずい」とさすがに思い、

以前主人の慢性の腰痛を直してくれた整骨院を受診し、

針治療を施していただいた。

すでに、わらをもすがる思いだった。

動けない体に鞭打って家事をしていたが、

もう駄目だと思ったのだ。

 

整骨院受診の夜、主人に「入院するかもしれない」

と打ち明けた。

でも、家事をこなしている私を見ている主人は、

「そんなことないよ、大丈夫だと思うよ」と入院には懐疑的。

「もう、トイレも行けない。激痛でしゃがめない」と訴えても

分かってはもらえず。

やはり「痛み」というのは他人が理解するのは、

難しいという事なのだろう。

 

翌日の早朝4時、トイレに目が覚めた私は、

立ち上げれなくなり、「助けて!」と主人に助けを求めた。

主人に抱きかかえられるようにしてトイレに行くも、

どうしようもない激痛が走り、

もう立つことも出来なくなっていた。

布団になだれ込むようにして倒れ、横になり、

主人に「119番して!」と訴えた。

 

しかし「僕が送っていくから!」と主人は頑として受け入れない。

早朝に救急車が来れば近所で目立ってしまうから。

それでも娘に携帯を持ってきてくれるように頼んで、

「自分で119番しよう」と思った。

しかし主人に気づかれて、「お母さんに携帯渡したらだめ!」

と言われて、娘は携帯を持ってきてはくれなかった。

主人の車で行くには、寝室から車までの10メートルほどの距離を、

尋常ではない痛みを何回も耐えねばならない。

でもその時の私には、その痛みに耐えられるだけの力は残ってはいなかった。

 

「どうしよう?主人の車で行くのは、今の私の精神力と体力ではもたない」

と絶望的な気持ちになった。

「どうしよう?どうしよう?どうしよう?」

自分が生き延びるために「119番する!」ためにはどうすればいいのか?

ありとあらゆる方法を考えていった。

そして。

私はついにひとつの方法を導き出すことに成功した。

 

 

ちょっと、長くなってしまった。

腰が痛くなる前に、ひとまず休憩しようと思う。

この続きは次回書こうと思う。