冬菜かしこの「ジムと畑とボランティア」の日々

二人娘は小学生、アラフィフママのどたばたな毎日の記録。

【ジム】脱水機での言葉に救われる

先日、ラテンエアロとプールのみにしてきた。

 

ラテンエアロのコーチは普段は小さい子を教えているので優しく、

エアロをしていてもなんだか癒される。

ラテンエアロは動きが独特なので少しとっつきにくいのだが、

もう二年もしているので段々慣れてきた。

 

前夜、12時過ぎまで起きていたため、

体が少し重かったのだが、

しっかり見て踊っていたので、

振り付けはなんとか覚えて踊れた。

先生が「あっ、間違っちゃった!」と止まっても、

私は一人で淡々と踊っていた。

すると先生がにっこりと笑いかけてくれたようで、

気のせいかもしれないなと思いながらも、

ちょっと嬉しかった。

 

その後のプールはアクアビクスをしていて、レーンが少なくなっていて、

私が「初心者用レーン」に入ると、ちょっと苦手な人らしき人がいた。

目が悪いのではっきりとは分からないが、

多分昨日私に注文をしてきたであろう人。

それはこういうこと。

 

前日、もアクアビクスの為レーンが少なくなっていたので、

初心者レーンは2人の人が泳いでいた。

そこに私が入っていくと、「このレーンは3人は無理」

と断られたのだ。

初心者以外のレーンで泳いでいて「危ないっ!」と、

プール途中で足をついて立った私は見知らぬ男性に怒鳴られて、

職員さんと話した結果「初心者用レーンでしましょう」となったので、

初心者以外のレーンでは泳げないのだ。

仕方なく「初心者レーンしかだめなんです」とだけ伝えると、

その人も「私も初心者用しかだめだし」と言うので、

どうしようかと思っていると、

もう一人の人に向かって「〇〇さん、あっちのレーンに代わってくれる?」

と頼んで変わってもらっていた。

 

確かに1つのレーンに3人は多いかもしれない。

でも、私は何度もそういう場面で、普通に泳いでいた。

アクアビクスの出席者が多い場合は、

初心者、初心者以外が同じ1つのレーンでしなければならず、

そう言う場合は仕方ないので3人でも黙って泳いでいた。

なかなか融通がきく人ばかりではなく、

自分のやり方を変えるのが苦手な人がいるのは分かるが、

ぼんやりとしたもやもやが残ったままだった。

 

さて、この日は早めに帰宅したいので、

プールはそこそこにして上がった。

そして着替えて脱衣所に入って、

水着の脱水機に水着を入れた時、

またもや、別の人とは言え、おばちゃんに声をかけられた。

 

「あーあー、水着は桶に入れて持ってこないと水が垂れるよ」

 

前日のおばちゃんの事があるので、

少々怖い気持ちを持って、どうしようかと思った。

でもひとまず「おけって、どこでしょう?」と尋ねると、

「そこの中にあるよ」と教えてくれ、

早速シャワールームに入ると、別のおばちゃんが「分かりにくいでしょ」

と言って、親切にシャワールームに来てくれて指さしてくれた。

 

「ああ、これですね。分かりました」と言うと、

二人のおばちゃんは納得したらしく、

立ち去ろうとした。

 

「ふう、やれやれ、怒られなくてすんだ」と胸をなでおろしていた時、

最初に「あーあー、桶に入れて…」といっていたおばちゃんが、

相方のおばちゃんに話しかける言葉が通り過ぎざまに耳に入ってきた。

 

「教えてあげればいいのにね、最初に入会した時に」と。

 

「ああ、私ではなく、ジムのルール説明不足に怒っていらっしゃる」

そんなおばちゃんは、私はあまり見たことがなかった。

何か私がポカをすれば、大抵は大きな声で注意をされたり、

こんこんと長く説明をされたりする。

ですが、このおばちゃんはそういうことはしなかったのだ。

そればかりか、ルールが悪い、と判断したのだ。

 

おばちゃんに限らず私だって、

自分の納得できないことがあれば、

思わずその相手に対して文句を言いたくなるし、

実際に言ってしまうことも少なくはない。

今日のおばちゃんのように冷静に、しかもすぐに、

何が悪いかを分析して指摘するなんてことはなかなかできない。

 

だから。

ちょっと胸が熱くなった。

だから。

このブログに書かずにはいられなかった。

こんなこと、あまりあることではないものね。

ブログやっていて、良かった。

たとえ片手で足りる読者だとしても、

たとえ一人でも心に何かを残せるものが作れたら、

それだけで私のブログはひとまず成功だと思っている。

 

誰かの言葉に傷ついたり、

誰かの言葉に励まされたり、

そうやって毎日はぐるぐる回っていくのだね。

出来れば笑顔が過半数を超える毎日を、

目指していきたいと思っている。

口角をあげて。

顎をあげて。

一歩ずつ前に向かって。